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  1. 大網白里市議会 2021-09-08
    09月08日-02号


    取得元: 大網白里市議会公式サイト
    最終取得日: 2023-05-01
    令和 3年  第3回定例会     令和3年9月8日(水)◯議事日程(第2号) 第1 市政に対する一般質問-----------------------------------◯本日の会議に付した事件 日程第1 市政に対する一般質問-----------------------------------     午前10時00分 開議 出席議員 18名 欠席議員 なし ○議長(北田宏彦議員) 会議に先立ち、ご報告申し上げます。 一部の傍聴者から写真撮影の希望があり、これを許可いたしましたので、ご了承願います。 おはようございます。 ただいまの出席議員数は18人であります。定足数に達しておりますので、本日の会議を開きます。 日程に先立ち、ご報告をいたします。 去る9月3日に設置いたしました決算特別委員会につきましては、委員長には森 建二議員が、副委員長には堀本孝雄議員がそれぞれ互選されましたので、ご報告いたします。----------------------------------- △日程第1 市政に対する一般質問 ○議長(北田宏彦議員) 日程第1、市政に対する一般質問を議題といたします。 一般質問は、代表質問と個人質問を分けて行います。 はじめに代表質問を行います。自民、創政、公明党及び新政ネットから通告がありますので、順次これを許します。 はじめに、自民を代表し、土屋忠和議員の発言を許します。     (土屋忠和議員 登壇 拍手) ◆土屋忠和議員 皆様、おはようございます。 会派自民の土屋忠和でございます。令和3年大網白里市議会第3回定例会の招集、開催につきまして代表質問の席を頂戴し、関係各位の皆様、誠にありがとうございます。 まずは、自国開催の東京オリンピックが1年の延期を経て7月23日に開幕されました。 57年ぶりの東京オリンピックは、コロナウイルス感染の状況を踏まえて無観客の方式を取り入れ、世界各国にテレビ放送にて発信されました。その画面から、選手、アスリートたちの熱く燃えるような戦いに勇気と感動をいただきました。9月5日に終えたパラリンピックで52個のメダルを獲得し、スポーツを通して多くを学びました。そして、たくさんの選手たちの笑顔をありがとうございました。 ゆえに本市もスポーツの振興に努めていきたいものでございます。 次に、新型コロナウイルス感染拡大が感染力の高いデルタ株にて、全国的に猛威を振るっております。本市は8月に222人の方々が新たに感染されました。市長の事務報告でも述べられましたが、大網病院では陽性患者を受け入れる病床の開設に向けて、人員配置や予防対策の検討を行い、市民病院の責務を果たすための運営に切り替えました。その決断力、行動力には敬意を表すものでございます。誠にありがとうございました。 そして、ワクチン接種の担当課であります健康増進課職員の方々にも、日頃から厳しい業務に対応していただき、誠に感謝しております。コロナの収束が見えず、つらく苦しい日々を送らざるを得ない状況が続いておりますが、少しでも前に進んでいこう、きっと道は開けると信じて、コロナの収束を切望いたします。 では、この後は発言席から通告に従いやり取りをさせていただきます。何とぞよろしくお願いいたします。     (土屋忠和議員 発言席着席) ○議長(北田宏彦議員) 土屋忠和議員。 ◆土屋忠和議員 では、お手元の資料の大項目の社会資本整備事業についての中から行わせていただきます。 (1)豪雨による白里地区幹線道路の冠水状況についてをお聞きいたします。 県道83号山田台大網白里線通称大網街道の南今泉、石橋木材店様の店舗付近から白里中央海岸に向かって、県道30号線、通称産業道路交差点までの直線約300メートルの範囲と、そしてこれを縦ラインとしたならば、それに交差する横ラインの旧県道飯岡一宮線、現在、大網白里市の市街化区域内を貫通する市道でございます。 質問に当たる両道路とも白里地区の生活に最も必要な幹線道路です。豪雨や台風時の大雨の際、ひどい箇所では膝の上まで雨水が達し、歩行者は危険極まりない、多くの車は運行にも支障が出ています。また、車が通過した後は冠水した雨水を押し、小波、大波が立ち、道路沿いの家屋の玄関の中にも雨水が入り込みます。このような冠水状況を幾度と相談しておりましたが、改めて担当課が把握している現状についてをお答えください。お願いします。 ○議長(北田宏彦議員) 林 浩志建設課長。     (林 浩志参事(建設課長事務取扱) 登壇) ◎林浩志参事[建設課長事務取扱] 白里地区の主要地方道、山田台大網白里線と旧県道、いわゆるバス通りの主な冠水箇所につきましてお答えいたします。 山田台大網白里線は、南今泉、石橋木材店周辺から飯岡一宮線、通称産業道路交差点周辺、一方、旧県道は南今泉、更科そば周辺から堀川周辺のほか、北今泉、魚喜鮮魚店周辺から真亀川周辺において、短時間に多量の雨が降った際、道路冠水が発生しやすい箇所として把握しております。 また、道路冠水の状況につきましては、豪雨の際30センチから40センチ程度、人の膝下辺りまでつかるような状況でございます。 ○議長(北田宏彦議員) 土屋忠和議員。 ◆土屋忠和議員 林課長の答弁により現状は把握できたんですが、建設課または建設課内の職員の共通認識を深めていただきまして、現場の冠水状況をよく理解していただいているということを承知いたしました。この冠水状況を踏まえて、次の質問に移ります。 (2)白里地区幹線道路の排水方向と雨水流末についてを質問させていただきます。 豪雨の後に冠水した道路に立ち、目視は行っているのですが、住民の方たちの中でも、どの方向に向かって雨水が排水されていくのか、不安の声があります。申し訳ございませんが、簡潔にお答えください。よろしくお願いします。 ○議長(北田宏彦議員) 林 浩志建設課長。     (林 浩志参事(建設課長事務取扱) 登壇) ◎林浩志参事[建設課長事務取扱] お答えいたします。 白里地区の幹線道路の排水方向、いわゆる排水系統につきましては、主要地方道山田台大網白里線を境として、南北で排水系統、流末が異なります。 山田台大網白里線から南側の排水系統につきましては、道路側溝や産業道路脇の水路を経て、二級河川堀川を流末としております。一方、山田台大網白里線から北側の排水系統につきましては、同様に道路側溝や産業道路脇の水路を経て、二級河川真亀川を流末としております。また、山田台大網白里線の主な排水系統は海岸方向に向かっており、産業道路脇水路と波乗り道路と並行する市道脇水路を経て、真亀川を流末としております。 ○議長(北田宏彦議員) 土屋忠和議員。 ◆土屋忠和議員 ありがとうございます。よく分かりました。 住民の中では話が錯綜して、雨水の出口のない、たまる排水溝構造物と考える方もいます。 では、前質問の(1)の冠水状況と(2)の排水方向、流末を総括的に考えて、(3)の白里地区幹線道路の冠水対策についてを最後に建設課からお聞かせをお願いいたします。 ○議長(北田宏彦議員) 林 浩志建設課長。     (林 浩志参事(建設課長事務取扱) 登壇) ◎林浩志参事[建設課長事務取扱] 白里地区幹線道路の冠水発生時の気象状況から改めて申し上げます。 本年7月3日の大雨や8月8日の台風10号の際には、市役所屋上に設置されている雨量計で、共に時間雨量30ミリ以上の降雨が記録されており、7月3日については、九十根橋に設置されている雨量計で時間30ミリ程度が3時間にわたり記録されております。いずれも局地的な集中豪雨が発生し、雨水の量が側溝の排水能力を超えたことから、道路冠水を引き起こしたものと考えられます。 このような冠水対策として、豪雨に耐え得る側溝への布設替えは現実的に難しいと考えますが、排水不良箇所の道路側溝の清掃により排水機能を確保することや、流末の排水機場を適切に操作、機能させることで、道路冠水の軽減に努めてまいりたいと考えております。 ○議長(北田宏彦議員) 土屋忠和議員。 ◆土屋忠和議員 改良工事や対策を発言くださり、ありがとうございます。雨水の問題が早々処置されますように、大網街道等は県に相談しながら、ご尽力のほどよろしくお願いいたします。 また、この場をお借りして、次にちょっと感謝を述べさせていただきます。 建設課職員の方々へ、前回、6月第2回の定例会で私の関連質問の中に、白里中央海岸付近の津波避難施設とアンダーバスをつなぐ狭い市道の拡張に対し、道路に突張した枝葉の生理や道路環境の向上に敏速な作業をありがとうございました。 続きまして、次の(4)波乗り道路陸閘の運用についての関連質問は、中野議員よりこの後に述べさせていただきます。 では、続きまして、大項目の白里郵便局利用者の駐車場問題についてを議題とさせていただきます。 白里地区は金融機関が2店舗あります。その一つが日本郵政グループの白里郵便局でございます。白里地区の主要な施設でございます。もちろん地元では愛着があり、歴史のある施設です。非常に多くの市民や事業者の方々も利用し、地域の交流施設と位置づけても過言ではございません。 その白里郵便局には、駐車場の台数に限りがあります。計4台分を保持しております。しかし、駐車利用者がかさむと歩道駐車がやむを得ず発生し、その後に路上駐車が発生し、それを危惧されております。これらは正しい交通の妨げになっております。また、人身事故等を未然に防ぐためにも、ゆとりある新しい駐車場の用地が必要不可欠だと思います。 そこで、白里郵便局の上り50メートル先の南今泉549の1番地、行政財産、いわゆる市の所有のポンプ場用地、現状は雑草の生えた土地に着目をいたしました。 質問の(1)白里中継ポンプ場用地一部の利用について、行政財産の使用が可能なのかどうかをお伺いいたします。お願いします。 ○議長(北田宏彦議員) 三宅秀和下水道課長。     (三宅秀和下水道課長 登壇)
    三宅秀和下水道課長 下水道用地をご利用いただく場合につきましては、下水道事業用行政財産使用許可規程に基づき使用許可申請をしていただいた上で、可否について判断をさせていただくこととなります。 申請者が郵便局ということであれば、公益事業の用に供するものとして許可の範囲と考えますが、当該用地の利用に当たり、整備等を行う場合などについては、利用状況に合わせて申請の際に協議をさせていただきたいと思います。 ○議長(北田宏彦議員) 土屋忠和議員。 ◆土屋忠和議員 答弁をありがとうございます。この先協議ができるということで、方向性として使用は可能ということで了解いたしました。今後、白里郵便局側のご意見や地元利用者のご意見を取り入れ、地域生活の環境をよくしていけるよう活動していきたいと考えております。 次に、(2)市行政財産目的外の使用料についてをお伺いいたします。 行政財産の使用の話が仮に進んだ際に、使用者が公共性の高い郵便局でございます。土地の使用料は評価額の1,000分の3以内で市長が定める金額と、市行政財産目的外使用料条例には明示されております。約200平方メートル、坪換算で約60坪の駐車場、利用面積を必要と仮定した場合に、概算の使用料を教えてください。 また、あわせまして、その使用料の減額または免除することは検討してもらえるのかをお伺いいたします。よろしくお願いします。 ○議長(北田宏彦議員) 三宅秀和下水道課長。     (三宅秀和下水道課長 登壇) ◎三宅秀和下水道課長 当該用地の一部について、使用を許可する場合の使用料の額につきましては、先ほどと同様に下水道事業用行政財産使用許可規程に基づき算定をすることとなります。仮に使用面積が200平方メートルといたしますと、使用料は年間約6万8,000円となります。 使用料の減免または免除につきましては、申請をしていただいた上で、規程に照らし合わせ判断をさせていただきたいと考えております。 ○議長(北田宏彦議員) 土屋忠和議員。 ◆土屋忠和議員 答弁をありがとうございました。 行政財産の使用について、柔軟な対応を示していただき感謝しております。引き続きよろしくお願いいたします。 では、続きまして、大項目3のGIGAスクールの実態についてを議題といたします。 まずは(1)小・中学校教職員の研修について。令和2年、昨年ですが、第2回臨時議会にて、国がコロナ感染症拡大防止に伴う支援策により、タブレットを児童・生徒1人に1台配付されました。そして、当議会も補正予算を可決し、第3回定例会ではタブレットの購入契約に関わる議案も可決されました。2億5,300万円の購入費でした。 ちょうどタブレットを配付し1年間の学習が経過をいたします。そこで、小・中学校教職員の研修について、どのような取組をしているのかお伺いをいたします。よろしくお願いします。 ○議長(北田宏彦議員) 石原治幸教育委員会管理課長。     (石原治幸教育委員会管理課長 登壇) ◎石原治幸教育委員会管理課長 お答えいたします。 ICTを活用した授業においては、児童・生徒一人ひとりの反応や考えをリアルタイムで共有できることから、その反応を踏まえた上できめ細かな指導が可能になると考えられます。そのことから、機器の機能を最大限に活用しながら、子どもたちにプラスの教育効果が発現できるよう努めていく必要があると考えております。 そのため、市教育委員会として積極的に研修の場を設け、市内の全教職員を対象に、授業での活用方法等をテーマにした研修会をオンラインにより開催しました。 また、各学校のICTリーダーを養成するためのICT推進リーダー研修や、管理者研修を実施したほか、各学校ごとに東上総教育事務所指導主事を招いた校内研修の実施や、お互いの実践を共有し合う取組など、教職員が意欲的に研修を進めております。 今後におきましても、ICTをどのように活用できるのかなどについて調査研究を行うためのプロジェクトチームを中心に、各学校の情報教育担当者と連携して定期的な会議や研修会の開催など、教職員のICT活用能力の向上に努めてまいります。 ○議長(北田宏彦議員) 土屋忠和議員。 ◆土屋忠和議員 答弁をありがとうございました。 では、(2)市内児童・生徒のタブレットの活用についてをお聞かせください。 ○議長(北田宏彦議員) 石原治幸管理課長。     (石原治幸教育委員会管理課長 登壇) ◎石原治幸教育委員会管理課長 お答えいたします。 市内の児童・生徒はタブレット端末を活用した学習にも徐々に慣れてきており、タイピングがまだできない小学1年生も、手書き入力、音声入力、タッチパネル機能がついていることから、意欲的に活用していると伺っており、様々な教科において積極的な活用が見られるようになってきていると認識しております。 教科別の活用内容については、例えば小学校の社会科では、調べたことをお互いに発表するという取組や、遺跡の写真を端末の画面上で閲覧し、児童がそれぞれ気づいた感想をアプリ上の付箋に書き込むことで共有化が図られるなどの活用例があります。 また、英語の授業では、教科書にあるQRコードを読み取ることで、英語の音声を聴きながら各自が自分のペースで音声練習に取り組んでおります。 国語では、クロームブックの機能を活用して各自が作文を行い、そのデータを教員に送信提出することで、作文を互いに閲覧し合い、感想を送信し合う事例もあります。 さらに、授業中の発表の様子を撮影し、クラウドドライブ機能に保存することにより、自分が発表した内容について振り返りの学習ができるなどの取組も行われています。 このように、各学校では教科ごとに活用方法を研究、工夫しながら実践してきており、このほかオンラインで他校とつなぎ、遠隔授業を行った活用例もあります。 今後におきましても、教育委員会として機器の機能を最大限に活用しながら、子どもたちにとって教育効果が発揮できるよう、学校とも連携しながら実践に努めてまいります。 ○議長(北田宏彦議員) 土屋忠和議員。 ◆土屋忠和議員 答弁をありがとうございました。 現場で働く教育者の方々は、コロナウイルス感染症防止の対応に追われ、児童・生徒の学校生活にICT学習等の改善、そして工夫され、多種多様にたくさんのご苦労を背負い込んでいると思います。コロナが収束すれば普通にやれる授業も、楽しみもあると思います。ここに精魂込める教育者職員の方へ敬意を表すものであり、感謝の気持ちでいっぱいです。お互いに行政の一翼を担う者として頑張っていきましょう。 では、次の大項目、財源健全化に向けた取組についての関連質問は、小金井議員より述べさせていただきます。 以上をもちまして、私の代表質問を終了いたします。ありがとうございました。(拍手) ○議長(北田宏彦議員) 以上をもちまして、自民、土屋忠和議員の代表質問を終結いたします。 暫時休憩いたします。そのままお待ちください。     午前10時28分 休憩-----------------------------------     午前10時29分 再開 出席議員 18名 欠席議員 なし ○議長(北田宏彦議員) 休憩前に引き続き会議を開きます。 自民より関連質問の通告がありますので、順次発言を許します。 はじめに、中野 修議員の発言を許します。 中野 修議員。     (中野 修議員 発言席着席) ◆中野修議員 会派自民の中野 修でございます。よろしくお願いいたします。 私からは、波乗り道路陸閘の運用についてお伺いをいたします。 前回の定例会では、6月末の完成予定、7月を目途に運用を開始すべく、千葉県において作業を進めているとのことでございました。6月20日には関係地区を対象とした陸閘運用開始に係る説明会も実施され、私も午後の部にお邪魔いたしまして、県の職員からの説明と実際に扉が閉鎖される様子を見学させていただきました。 先日の市長の事務報告では、予定しておりました運用開始時期に遅れが生じていると、現在、千葉県において関係機関と最終的な調整を行っているということで、調整が整い次第、速やかに運用が開始されるということでございました。 現在、千葉県においてどのようなことについて調整が行われているのか。また、前回私が質問させていただいた高潮等による津波被害での扉の閉鎖についても含めまして、どのようになっているかお伺いをいたします。よろしくお願いします。 ○議長(北田宏彦議員) 林 浩志建設課長。     (林 浩志参事(建設課長事務取扱) 登壇) ◎林浩志参事[建設課長事務取扱] お答えいたします。 令和元年度から千葉県により整備が進められておりました波乗り道路アンダーパス6か所の陸閘につきましては、6月20日に関係地区を対象とした地元説明会を開催するなど、運用を開始すべくこれまで準備を進めてまいりましたが、当初予定していた運用開始時期に遅れを生じているところでございます。 現在、千葉県において、陸閘の運用に関する規則について、閉鎖基準を含め関係機関と最終調整を行っているところであり、調整が整い次第、速やかに運用が開始されると伺っております。 市といたしましては、運用の開始に向け、千葉県をはじめ関係団体と十分連携し、遺漏のないよう進めてまいります。 ○議長(北田宏彦議員) 中野 修議員。 ◆中野修議員 ありがとうございました。 工事が完成して、もう2か月がたっているわけでございます。早期の運用が開始されますよう、引き続き担当課の皆さんにはよろしくお願いしたいと思います。 以上で私の質問を終わります。ありがとうございました。(拍手) ○議長(北田宏彦議員) 以上をもちまして、中野 修議員の質問を終結いたします。 暫時休憩いたします。そのままお待ちください。     午前10時33分 休憩-----------------------------------     午前10時33分 再開 出席議員 18名 欠席議員 なし ○議長(北田宏彦議員) 休憩前に引き続き会議を開きます。 続いて、小金井 勉議員の発言を許します。 小金井 勉議員。     (小金井 勉議員 発言席着席) ◆小金井勉議員 皆様、改めましておはようございます。会派自民の小金井 勉です。 土屋議員の関連質問で、財政健全化に向けた取組についてお伺いをいたします。 さて、本市の財政状況は、ここ数年のうちに急激に悪化をしてきております。令和元年度の決算では経常収支比率は99.7パーセントとのことで4年連続の悪化、千葉県内では2年連続で県内市町村の中で一番最低な経営状況となっております。令和2年度は、市長の事務報告でもおっしゃっていましたけれども、99.6パーセントであります。茂原市に続き2番目に高い水準となっております。 そこで、本市は市財政の状況と今後の見通し及び具体的な取組として、令和2年3月に財政健全化に向けた緊急的な取組についてを策定されました。そこで何点かお伺いいたします。 本市の財政健全化判断比率について、実質赤字比率及び連結赤字比率は黒字のため算出されておらず、また、実質公債費比率は7.6パーセント、将来負担比率は79.9パーセントと、いずれも早期健全化基準には財政再生基準を大きく下回っております。本市が直ちに早期健全化団体財政再生団体に陥る状況ではありませんが、そこでお伺いをいたします。 本市の公営企業、例えば病院事業、下水道事業、ガス事業などの健全化がどの程度の水準であるのか、また、他市と比較してはどうなのかをお伺いいたします。 ○議長(北田宏彦議員) 古内 衛財政課長。     (古内 衛財政課長 登壇) ◎古内衛財政課長 お答え申し上げます。 公営企業の経営の健全性を評価する指標の一つに、国が定めた経営健全化基準があります。この基準を上回った場合には、法律に基づき公営企業が自主的な改善努力によって計画的に経営の健全化を図らなければなりませんが、現在、本市の公営企業はいずれもこの基準を下回っております。 しかしながら、病院事業及び下水道事業は公営企業の本来の姿である独立採算制が機能しづらく、事業の運営には地方交付税で措置される一般会計からの恒常的な繰入れが必要不可欠であるのが実情です。また、これら2つの事業については、県内の他団体において、いずれも本市同様、一般会計からの繰入れが常態化している状況にあります。 本市のように、下水道事業と病院事業を併せて直営する団体は少数であることを考慮いたしますと、本市の公営企業全体への一般会計からの負担額は、他と比較し大きなものとなっております。 以上でございます。 ○議長(北田宏彦議員) 小金井 勉議員。 ◆小金井勉議員 次に、病院事業と下水道事業についてお伺いをいたします。 病院事業では令和2年度で一般会計からの繰入金が約4億円ですが、下水道事業でも約5億円、ガス事業では一般会計からの繰入れはされておりませんが、ガス事業を除いた病院事業や下水道事業では、今後将来的に繰入金に依存しないで経営していける計画はあるのか。今のままでは市の財政が逼迫するだけで、新規事業などがやれない状況が継続をすると考えます。その点について、今後の取組方針をお伺いいたします。 ○議長(北田宏彦議員) 安川一省大網病院事務長。     (安川一省国保大網病院事務長 登壇) ◎安川一省国保大網病院事務長 お答えいたします。 一般会計から病院事業会計への繰入金につきましては、平成27年度の3億円に対し、平成28年度以降増加し、令和元年度には5億円、さらに令和2年度においては、コロナ禍の影響を受けたこともあり、地方創生臨時交付金を活用した経営支援金3億2,000万円と合わせ、計7億2,600万円となりました。 大網病院といたしましては、繰入金の縮減、医業収益の改善を目指し、午後の一般外来診療の開始、近隣医療機関との地域医療連携の推進、さらには検診事業の拡充など、収益増に向けた取組をしているところでございます。 特に検診事業の収入につきましては、平成28年度の決算額3,000万円余りに対し順調に伸び続け、令和2年度は6,300万円余りとなっています。しかしながら、提供する医療の質や利用者サービスを維持向上させるためには、老朽化した設備の更新をはじめ、医師や看護師の人材確保が必須であるほか、病院建設当時の償還金の返済など、収支全体としては依然大変厳しく、一般会計からの繰入金に依存した経営状況になっているのが実情でございます。 公立の市民病院としての事業上の性質から、収益重視の事業展開に特化することは困難ではありますが、患者様の視点に立った医療サービスの提供を第一としながら、繰入金縮減に向けた収支の改善に向けて、継続的に取り組んでまいりたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(北田宏彦議員) 三宅秀和下水道課長。     (三宅秀和下水道課長 登壇) ◎三宅秀和下水道課長 私からは、下水道事業会計についてお答えさせていただきます。 一般会計からの繰入金をなくすことは、財政課長の答弁にもありましたとおり非常に厳しいのが現実でありますが、可能な限り繰入金を抑制するため、これまで以上に下水道会計の事業収入の増加や支出の削減など、健全化に取り組む必要があると考えております。 まず、収入面につきましては、現在、使用料の改定に向けて作業を進めているところでございます。また、使用料につきましては、今後、国からの交付金の交付要件として、少なくとも5年に1回の頻度で経費回収率の向上に向けた下水道使用料の改定の必要性に関する検証が必要となりますので、今後も定期的に見直しを図ってまいります。 一方、支出面につきましては、昨年度から農業集落排水の汚泥を公共下水道施設で受け入れ、一括処理することにより汚泥処分を効率化するなど、維持管理の削減について一定の成果を上げているところでございます。 今後におきましても、公共下水道、農業集落排水、コミニティ・プラントの下水道事業について、持続可能なものとして一体的な運営を図るために受益者負担の適正化や繰入金の抑制を念頭に置き、継続的に経費の縮減に取り組んでまいります。 以上でございます。 ○議長(北田宏彦議員) 小金井 勉議員。 ◆小金井勉議員 病院事業に関しましては、ただ皆様方にはご苦労はあろうかと思います。しかしながら、今回コロナ禍の中で地方創生臨時交付金が3億円導入されて、約7億円を投入されております、病院には。これを考えますと、この状況下が終わりますと、こういう交付金などが利用できないため、さらなる一般財源からの投入が懸念をされます。そうした中で、今、課長からお聞きしましたけれども、本当に様々なご苦労はあろうかと思いますけれども、よろしくお願いを申し上げます。 続いて、財政健全化に向けた緊急的な取組についての具体的な取組として、歳入面における取組及び歳出面における取組について、現在の進捗状況をお伺いします。 ○議長(北田宏彦議員) 古内 衛財政課長。     (古内 衛財政課長 登壇) ◎古内衛財政課長 お答え申し上げます。 財政健全化に向けた具体的な取組の状況については、まず歳入面において、昨年度からふるさと納税の強化に取り組んでおり、ポータルサイトの拡充や返礼品の開発により、一定の成果が現れ始めている状況にあります。また、短期的な取組となりますが、未利用市有地の売却も積極的に進めているところです。 一方、歳出面においては、新規事業の抑制や既存事業の検証に努めるとともに、扶助費全体の増加が懸念される中、子ども医療費助成事業に係る市単独部分の見直しを行ったところです。 新型コロナウイルス感染症の影響により早期着手が難しい見直しもありますが、市民生活への影響も踏まえつつ、着実に推進してまいりたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(北田宏彦議員) 小金井 勉議員。 ◆小金井勉議員 財政健全化については、今、課長に答弁いただきましたが、やはり自主財源の確保が大事になってきます。歳入面の確保の中でも、現在取り組んでおられますふるさと納税は本市にとって現在非常に大事なものと考えます。そこで、前回に続き、ふるさと納税について何点かお伺いをいたします。 はじめに、令和3年8月末までのふるさと納税の実績についてお伺いをいたします。 ○議長(北田宏彦議員) 米倉正美企画政策課長。     (米倉正美企画政策課長 登壇) ◎米倉正美企画政策課長 お答えいたします。 令和3年度における本市ふるさと納税の8月末現在の受入れ実績は、寄附の受入れ件数が1万189件、受入れ額が1億3,481万6,000円でございます。令和2年度の同時期と比較いたしますと、受入れ件数が約7.6倍、受入れ額が約6.8倍の増加となっているところでございます。 以上でございます。 ○議長(北田宏彦議員) 小金井 勉議員。 ◆小金井勉議員 前年度と比較をいたしますと大幅なアップで、大変喜ばしいことです。担当課の皆様には改めて敬意を表する次第でございます。 前回の答弁ですと、納税額が増えた要因は、寄附者がふるさと納税を申し込む際に利用されるポータルサイトの数を増やしたことによるものと、返礼品の掘り起こし、職員によるPR活動によるものとお聞きしました。 そこで最後に、次の対策として、企業版ふるさと納税の制度を今年度から本格的に取り組んでみてはどうでしょうか。企業版ふるさと納税、正式名称を地方創生応援税制と言い、国が認定した地方公共団体の地方創生事業、まち・ひと・しごと創生寄附活用事業に対して、企業が寄附を行った場合に、地方税等から税額を控除する制度です。今年度の取組についてどのような進捗かお伺いをいたします。 ○議長(北田宏彦議員) 米倉正美企画政策課長。     (米倉正美企画政策課長 登壇) ◎米倉正美企画政策課長 お答えいたします。 企業版ふるさと納税につきましては、内閣府が認定した地方公共団体の地方創生事業に対して企業が寄附を行った場合に、法人関係税を税額控除する制度でございます。 本市では、第2期大網白里市まち・ひと・しごと創生総合戦略に基づく地域再生計画を策定し、本年3月に認定を受けたところでございます。これまでの取組といたしましては、まずは本市の地域再生計画に掲げる地方創生事業を広く民間企業へ周知するため、市ホームページへの掲載や内閣府における企業版ふるさと納税ポータルサイトへの登録を行ったほか、市の施設の中で事業者の来庁が多く見込まれます本庁舎の別棟や分庁舎、浄化センターに本市の企業版ふるさと納税をPRするポスターの掲示やチラシを配架したところでございます。 今後は、社会貢献に意欲的な民間企業の経営方針などの条件に合致しやすい、より具体的な地方創生事業を近く立案するため、庁内関係課と十分に協議して練り上げ、寄附を通じて企業の力を取り込み、大網白里を元気にする事業の財源として有効活用できるよう努めてまいります。 以上でございます。 ○議長(北田宏彦議員) 小金井 勉議員。 ◆小金井勉議員 この企業版に関しましては、PRとか、その周知をしても、なかなか難しいものがあるのではないかと思います。担当課の皆様には様々なご苦労はあると思いますけれども、その点については今後もう少し研究をしていただければと思います。 私が思う気持ちを少し述べさせてもらいます。ガバメントクラウドファンディングは、自治体が抱える課題や新しい取組に対して、ふるさと納税の寄附金の使い道をより具体的にプロジェクト化し、そのプロジェクトに共感した方から寄附を募る仕組みで、ふるさと納税の新たな形として、文化・芸術、医療、福祉、教育、スポーツ、地域活性化、災害支援等々、ポータルサイトには様々なプロジェクト支援が設けられております。プロジェクトオーナーは自治体ですので、安心して活用できるものとなっており、今後ますます拡大するものと考えます。 プロジェクトの立ち上げにおいては、行政が発案する事業について、ふるさと納税によるガバメントクラウドファンディングを実施することも効果的ですが、何より市民が発案するプロジェクトについて、ふるさと納税によるクラウドファンディングの活用を可能にする官民協働の取組が一層の効果を発揮するのではないかと思います。市民と行政の協働で市民が発案したプロジェクトについて、行政が窓口となってふるさと納税によるクラウドファンディングを活用することについて、今後このようなことも視野に入れ、新たなふるさと納税の仕組みを研究していただきたいと思います。よろしくお願いいたします。 以上で、私、小金井 勉の関連質問を終わります。ありがとうございました。(拍手) ○議長(北田宏彦議員) 以上をもちまして、小金井 勉議員の質問を終結し、自民の関連質問を終結いたします。 暫時休憩いたします。 なお、午前11時10分から再開いたします。     午前10時56分 休憩-----------------------------------     午前11時10分 再開 出席議員 18名 欠席議員 なし ○議長(北田宏彦議員) 休憩前に引き続き会議を開きます。 次の通告者、創政を代表し、森 建二議員の発言を許します。 森 建二議員。     (森 建二議員 発言席着席 拍手) ◆森建二議員 皆さんこんにちは。会派創政の森 建二でございます。 第3回定例会におきまして質問の機会をいただきました。どうぞよろしくお願いいたします。 傍聴の皆様、中継をご覧いただく皆様、よろしくお願いいたします。 また、執行部の皆様におかれましては、前向きなご答弁ぜひともお願いいたしますので、よろしくお願いを申し上げます。 この9月1日からいよいよデジタル庁が発足をいたしました。この発足の目的は、住民の利便性を向上させるとともに、業務効率化を図り、人的資源を行政サービスのさらなる向上につなげていくことだそうです。つまりデジタルへの変革というのは、あくまで手段であって目的ではないということであるんだと思います。 先月、千葉県内の市町村議員向けのセミナーを開催させていただきました。講師には、以前にも少々お話をいたしました福島県磐梯町の最高デジタル責任者CDOと言うんだそうですが、の菅原さんにお願いをいたしました。 磐梯町は人口が3,500人の、菅原さん曰くもうほとんど町というより村だというおっしゃり方をされていました。我が市に比べると本当に10分の1以下の人口という形になりますが、逆に今、DXでは非常に注目をされている。やはり所帯が小さいだけにいろいろと動きやすいのかなというふうに感じております。 その中で、私も当然お話をさせていただきましたが、この菅原さんによると、この磐梯町の自治体DX、定義としては行政や市民等がデジタル技術も活用して、市民本位の行政、地域、社会等を構築するプロセスであるということだそうです。究極の目的は、住民目線、住民本位、そして職員本位の行政をつくっていく。住民にとってはもちろん、職員にとってもメリットがあるという考えだそうです。 現状、ヒト・モノ・カネが小さくなっていく中、仕事が増えて、その中でやはり進めるべき道であることを今回再認識したところでございます。 そこで1問目、自治体デジタル変革について質問をいたします。役所内においても、誰一人取り残さず全庁的なマネジメント体制が必要だと思われます。改めて組織としての対応、庁舎内意識の共有、現在のお考えを聞かせていただけますようにお願いいたします。 ○議長(北田宏彦議員) 秋本勝則総務課長。     (秋本勝則参事(総務課長事務取扱) 登壇) ◎秋本勝則参事[総務課長事務取扱] お答えいたします。 昨年12月、自治体DX推進計画が策定され、自治体は行政サービスについて、デジタル技術やデータを活用して市民の利便性を向上させるとともに、デジタル技術やAI等の活用により業務効率化を図り、人的資源を行政サービスのさらなる向上につなげていくことが求められております。 市ではこれを受けまして、本年4月に自治体の情報システムの標準化や行政手続のオンライン化など、自治体DXの推進を含め、行財政改革と情報管理を一体的に推進するため、情報政策業務改革推進班を総務課に設置いたしました。自治体DXの推進に当たっては、全職員がDX推進の必要性、重要性など、基礎的な共通理解を形成し、一体となって取り組んでいくとともに、限られた予算の中で多くの業務に関係する取組を短期間で行う必要があることから、全庁的、横断的な推進体制の整備が必要となってまいります。 このため、本市におきましても、自治体DXの推進における職員間の共通認識を図り、組織的な推進体制を整備するとともに、本市の実情に応じたDXの推進について職員が相互に協力しながら取り組んでまいります。 以上でございます。 ○議長(北田宏彦議員) 森 建二議員。 ◆森建二議員 まだ9月1日に始まったばかりということなので、具体的にどうこうというのは、おそらくこれから情報もいろいろ流れてくるのかと思います。その中で、先ほど課長のお話の中にもありましたテレワークの推進について、県内自治体の中でも少しずつ増えてきたようでございますが、現在の状況をどういうふうに考えていらっしゃるのかお伺いをいたします。 ○議長(北田宏彦議員) 秋本勝則総務課長。     (秋本勝則参事(総務課長事務取扱) 登壇) ◎秋本勝則参事[総務課長事務取扱] お答えいたします。 テレワークにつきましては、新型コロナウイルス感染症対策を背景に普及拡大し、令和2年12月に総務省が策定した自治体DX推進計画では重点取組事項の一つとして導入、活用が推進されております。また、本年4月には同省が地方公共団体におけるテレワーク推進のための手引を作成し、テレワーク導入の進め方や先進事例などが示されております。 地方公共団体のテレワーク導入に当たりましては、課題や不安も多く、情報セキュリティの確保が困難である、導入コストがかかる、窓口業務や相談業務など、テレワークになじまないものがある、労務管理をする方法など、様々な問題を解決するための検討が必要となり、本市におきましても導入が進まない要因となっております。 テレワークには、在宅勤務のほかサテライトオフィス勤務、モバイルワークの3つの形態があり、それぞれの勤務形態の特徴を生かすことで、業務の効率化、高度化を図れるとともに、早期の導入にもつながることから、手引や他自治体の導入状況等を参考にしてこれらの検証を進めていくとともに、課題を整理し、庁内における推進体制の構築や環境整備等を踏まえ検討してまいります。 以上でございます。 ○議長(北田宏彦議員) 森 建二議員。 ◆森建二議員 自治体としては、個人情報等大事なものを扱いますので、簡単にはいかないということは重々理解いたします。ただ、聞くところによりますと、地方公共団体情報システム機構などのいわゆるアプリの提供者が自治体テレワークシステム for LGWANというものを7月から県内自治体に向けて無償で提供しているということも聞いています。 県全体として、おそらくこれからこのテレワークというものが増えてくると思います。私も周辺の友人等の感覚を聞きますと、おそらく週5日ぐらいの間でテレワークの日が2日ないしは3日ぐらい、ほかは会社に行くのが2日、3日ぐらいという形の感覚なのかなというふうな感覚を持っております。行政としてはそこの難しさは分かりますが、ぜひ引き続き検討、研究をお願いしたいと思います。県内でも市川市ですとかが、あとは他県でつくば市、渋谷区なんかが、いわゆる役所に行かないで済む行政、逆に役所には来ないでくださいという言い方もされるような話も聞きます。 おそらく今後は、いろんな手続等含めて、もうほとんどスマートフォンですとかタブレット1つでいろんな行政手続が済んでしまう時代に程なくなるのかなという気がいたしております。 国は第3次補正予算でも、今年度DX推進予算として1,778億円もの予算を計上しておるそうです。その上で、現在、私ども大網白里市では、市庁舎の改築を検討中であります。庁舎内のICT化によって、このDXを推進する、大きなこれはチャンスなんじゃないかと思っております。これについての補助や助成、ぜひ国の動向、県の動向を確認していただきながら、庁舎改築にはくれぐれもこのDX推進、研究を重ねていただきたいと思っております。 この自治体DX全体手順書というのが7月7日のもので発表されています。いろいろ読ませていただきました。その中でまずは首長や幹部職員による理解、リーダーシップ、次にDX推進担当部門の設置、これはできていますよね。そして人材育成、外部人材の活用。これがまず初期段階だというふうに書かれております。本年第1回定例会の質問でも、この外部人材の活用をお願いいたしましたが、この手順書によりますと、外部人材任用等に要する経費について、特別交付税の措置が既に準備されているそうです。市が前に進むための一つの手段であると考えます。ぜひ進めていただきたいと思いますので、引き続きのご検討をよろしくお願いいたします。 続きまして、大枠の2番、教育安全対策行政についてお伺いをいたします。 本年6月、八街市で大変残念な事故が起こったということを聞いております。このトラックの運転手が酒を飲んでいたという本当に情けない事情も明らかになりましたが、問題の一つとして、車道と歩道の境が道路上のラインのみであったということも問題であると見られています。また以前、私のほうからも質問いたしましたが、通学路のブロック塀についての問題なども引き続き顕在しておるのかと思います。 その上で、大網白里市小・中学校の通学路の安全に対する点検、今どのような形で動いているのかお伺いをいたします。 ○議長(北田宏彦議員) 石原治幸教育委員会管理課長。     (石原治幸教育委員会管理課長 登壇) ◎石原治幸教育委員会管理課長 お答えいたします。 本市では、大網白里市通学路交通安全プログラム及び登下校防犯プランに基づき、毎年通学路の定期合同点検を実施しております。例年、市内3中学校の学区のうち1学区分を選定して点検を行っておりますが、過日、八街市において発生した交通事故を受け、千葉県教育委員会から一斉点検の実施について要請がありましたので、本年度は市内3中学校区全てについて、東金警察署、千葉県山武土木事務所、本市小・中学校校長会などとともに緊急一斉点検を実施しました。 危険箇所については、今年度は全体で26件の報告がありました。各箇所の対応につきましては、交通安全協会や学校職員、PTAによる定期的な見守り活動を行うことや、路面標示や白線標示の設置及び引き直し、一時停止及び横断歩道の設置などを行っていただいております。 また、見通しの悪い箇所については、地権者に樹木の剪定や除草をしていただいたり、道路管理者にカーブミラーの設置や角度の調整をしていただいたりしております。 以上でございます。 ○議長(北田宏彦議員) 森 建二議員。 ◆森建二議員 交通安全プログラム、毎年そして今回の緊急ということで調査をされていると理解いたしました。 その中で、おおむね過去3年程度の中で具体的に問題があったのか。全部とは言いませんが、具体的にどのような問題があったのか。それに対して何か対応できたのでしょうか。お伺いをいたします。 ○議長(北田宏彦議員) 石原治幸管理課長。     (石原治幸教育委員会管理課長 登壇) ◎石原治幸教育委員会管理課長 お答えいたします。 過去3年間の危険箇所については、平成30年度は増穂中学校区の学区から14件、令和元年度は大網中学校の学区から14件、令和2年度は白里中学校の学区から9件、そして今年度は全体で26件の報告がありました。 対応につきましては、先ほどの答弁と繰り返しになりますが、路面標示や白線標示の設置や引き直し、または一時停止及び横断歩道の設置などを行っていただいております。 また、見通しの悪い箇所については、地権者に樹木の剪定、除草などをしていただいたり、道路管理者にカーブミラーの設置や角度の調整をしていただいております。 以上でございます。 ○議長(北田宏彦議員) 森 建二議員。 ◆森建二議員 ありがとうございます。引き続きやっぱり子どもたちの安全、我々の未来を担う子どもたちの安全ですので、くれぐれもお願いしたいと思います。 その上で、やはり大事になってくるのが各地域と行政との連携になってくるんだと思います。現在、どうしても個人情報保護の観点から子どもの情報を地域団体がもらえないという問題をよく聞きます。これはもうある意味時代ならではで仕方がないんだろうなとは思います。ただ、子どもの安全を学校だけに任せるわけには当然いかない。父兄もそうですし、PTAもそうですし、地元の自治会、そういった方々との連携について、今後引き続きお願いしたいと思っておりますが、そのあたりいかがでしょうか。お願いします。 ○議長(北田宏彦議員) 石原治幸管理課長。     (石原治幸教育委員会管理課長 登壇) ◎石原治幸教育委員会管理課長 お答えいたします。 地域との連携につきましては、各学校のPTAからの意見を基に児童・生徒の通学路の現状について、危険箇所のより具体的な情報が上がってくるように保護者との連携を密にして共有できるようにしていくことといたしました。今後も、子どもたちが安心して通学できるよう、交通安全協会など、地域団体と連携を図ってまいります。 以上でございます。 ○議長(北田宏彦議員) 森 建二議員。 ◆森建二議員 引き続きよろしくお願いをいたします。 続きまして、GIGAスクール構想、1人1台パソコン今年度から導入して動いていることと思います。先生方に向けた研修等は先ほど同僚議員のほうからお話がありまして、回答をいただきました。児童・生徒に対して、現状具体的にどのような指導といいますか、考えを持っていらっしゃいますか、お伺いをいたします。 ○議長(北田宏彦議員) 石原治幸管理課長。     (石原治幸教育委員会管理課長 登壇) ◎石原治幸教育委員会管理課長 お答えいたします。 児童・生徒につきましては、1人1台の端末を活用した学習に次第に慣れ、教科ごとに機器の機能を生かした実践、積極的な活用が見られるようになってきております。実際の授業では、課題や目的に応じてインターネットを用いて記事や動画等の様々な情報を収集する活動や、推敲しながら長文の作成や、写真や動画を活用した資料や作品の制作のほか、オンラインで他校とつなぎ、遠隔授業を行った実績も見られるようになってきていると伺っております。 今後も、授業の中にICT端末の活用場面を組み込む観点として、どのような活用の意図で、どのような学習形態で、授業内のどのタイミングでという3つの観点を踏まえ、各教科でICT機器がより効果的に活用されるよう取り組んでいきたいと考えております。 ○議長(北田宏彦議員) 森 建二議員。 ◆森建二議員 引き続き、まだまだ始まったばかりでございますので、研究を含めてお願いいたします。 この件についての最後ですが、今後に向けたこのICT教育、特に先ほどのお話の中でも出ました、やはりリモート学習というものが県内でも一部始まっている、いわゆるハイブリッド的に一般の授業もやって、それを家庭でも見られるようなことをやっている自治体もあるというふうに聞いております。なかなか技術上の難しさ、ご家庭でのインターネット環境等々の問題があろうかと思いますが、今後、今このコロナ禍の中でやはり求められてくる形なんだろうなというふうに思います。このあたり含めて、今後に向けたICT教育の考え、いかがでしょうか。 ○議長(北田宏彦議員) 石原治幸管理課長。     (石原治幸教育委員会管理課長 登壇) ◎石原治幸教育委員会管理課長 お答えいたします。 社会のあらゆる場所でICTの活用が日常のものとなっている中、GIGAスクール構想の原点として児童・生徒がICT機器を適切、安全、有効に使いこなし、未来社会に参画できる資質、能力を身につけられるよう、ICT教育の推進に努めていかなければならないと考えております。そのためには、ICT機器の機能を最大限に活用しながら、子どもたちにとっての教育効果が発現できるよう、そして子どもたちの独創性を育み、可能性も広げていけるよう、教職員の指導力の向上に努めていく必要があると考えております。教育委員会としましても、積極的に教職員の研修の機会を設け、様々な優れた実践例について学校や教職員と情報の共有を図り、ICT教育の推進に取り組んでいるところでございます。 次に、在宅でのオンライン学習の可能性についてですが、児童・生徒がICT端末を適切に使いこなし、在宅でのオンライン学習に取り組めることは、学習を保障する上で有効な手だての一つであると考えております。一方で先行自治体では、小学生が家庭でオンライン授業を行うことは難しい、保護者不在の中で端末使用を行うことは難しい等の課題が多く見られているようです。また、子どもの集中力が続かない、集中できない、コミュニケーションが一方的といった課題も見られます。 このような状況に鑑み、まずは日常の授業の中でオンライン授業を想定した端末の活用に取り組む必要があると考えております。例えばオンライン授業では、ビデオ会議アプリのGoogle Meetを使用することから、ふだんの授業においてGoogle Meetを活用した学習場面を取り入れるなど、家庭において教職員の説明がなくてもスムーズにオンラインの学習に取り組めるように準備をしていく必要があると考えております。 同時にオンライン学習を効果的に行うための配信する側の授業者の工夫も必要になってくると考えております。このことについては、教育委員会に設置したICTをどのように活用できるのかなどについて調査研究を行うプロジェクトチームが中心となり、優れた先行実践を収集し、学校と共有を図りながらオンライン学習の可能性を広げていけるよう努めてまいります。 以上でございます。 ○議長(北田宏彦議員) 森 建二議員。 ◆森建二議員 ありがとうございます。 校内でのGoogle Meet等を使った会議、やはりいきなり自宅というよりは多分そのほうが現実的だとも思いますし、子どもたちも慣れていく形になると思います。ぜひいろいろトライ、チャレンジしていただきまして、やはり子どもたちにとってはおそらくそういう未来が当たり前になってくるものなんだというふうに思います。ぜひ大人の我々がついていけるように、我々も勉強していきたいと思いますので、ぜひ引き続きの研究をお願いいたします。 続きまして、大枠の3番、自然災害対策についてお伺いをいたします。 これにつきましては、一昨年の台風が非常に印象というか、記憶に残っているところの中ではございますが、昨年度にこの令和元年房総半島台風、東日本台風及び10月25日の大雨の災害対応に係る検証報告書というものを昨年の6月、市のほうから頂きました。これは本当に想定外の中のことに対して、どのように今後やっていくかという指針を指し示していく非常に私としましてもいいものであるなという考えを持ちました。 その中で、災害対応に関する検証報告書に基づいて、これから台風シーズン、既に6月、7月にも大きいのが来たところではございますが、質問をいたします。 まず、これは一括で質問をいたします。 災害が予想される場合の避難指示について、これはこの報告書の10ページに関わること。 2つ目、道路の通行止め、崖崩れ、津波等、情報の発信、周知。これは6ページに関わるもの。 3つ目が、停電及び断水に関わる対応。これは停電、断水、16ページ、20ページに係るもの。 そして4つ目、自主防災組織との連携、10ページに記載のあるもの。これについておおむね令和2年中に対応する、今後の課題等々書かれていますが、現状どのような対応として考えておるものなのでしょうか。お伺いをいたします。 ○議長(北田宏彦議員) 北山正憲安全対策課長。     (北山正憲安全対策課長 登壇) ◎北山正憲安全対策課長 お答えいたします。 まず最初に避難情報につきましては、大雨や台風時に災害発生の危険度と市民の方々が取るべき避難行動を直感的に理解するための情報である5段階の警戒レベルについて見直しが行われ、本年5月20日から運用が開始されたところでございます。主な見直し内容は、危険な場所から避難に時間のかかる高齢者などが避難すべき警戒レベル3については、避難準備高齢者等避難開始から高齢者等避難に変更となり、全員避難となる警戒レベル4の避難勧告は廃止となり、避難指示に一本化となりました。 また、災害が発生しているなどの状況で、直ちに安全確保をする警戒レベル5の災害発生情報が緊急安全確保に見直しされました。 次に、令和元年の一連の災害に係る検証報告の対応状況についてお答えいたします。 まず、市民への情報発信につきましては、本年7月の大雨時並びに8月の台風10号においては、防災行政無線などを活用し、見直し後の警戒レベルを用いて避難情報を伝達するとともに、道路の通行止め箇所については地図情報を市ホームページに掲載し、分かりやすく迅速に情報提供することに努め、あわせて本年4月から運用を開始したツイッターにも情報を掲載し、災害情報を発信いたしました。 次に、停電対策につきましては、令和2年8月に東京電力パワーグリッド株式会社成田支社と大規模停電発生時などにおける早期の停電復旧を図るため、倒木処理などの協力体制の強化、電源車配備の要請、連絡調整員の派遣などについて基本協定及び覚書を締結したところです。 さらに、災害時の非常電源の確保策として、千葉三菱コルト自動車販売株式会社並びに三菱自動車工業株式会社と電動自動車の支援に関する協定を令和2年11月に締結したところでございます。 断水対策につきましては、断水時における生活用水の確保を目的として、公共施設などに設置してある防災井戸について、市内26か所の防災井戸の情報を改めて周知いたしました。また、防災井戸の管理や運用に関して、設置場所の施設管理者と協議を行った上で、管理運用要領を作成し、災害時においては市民の皆様へ速やかに生活用水が提供できる体制を整備いたしました。 最後に、自主防災組織との連携としましては、災害時において市と自主防災組織の代表者との連絡手段として、昨年度からメールを活用しており、本年8月の台風10号接近に伴う避難情報を代表者宛てに送信し情報共有を図りました。 以上でございます。 ○議長(北田宏彦議員) 森 建二議員。 ◆森建二議員 いろんな形でこの検証報告書に基づいて進んでいるんだなということを理解いたしました。特に停電、断水というのは市の直接の管理ではありませんので、一昨年は特に電話応対で非常に労力を割かれてしまったというのを私も見ておりまして、ここについてはやはり東京電力パワーグリッド、そして山武水道、何らかの形での連携を引き続き強くお願いいたします。ぜひ市役所の方々の、余計なと言うと失礼ですけれども、あまり生産的ではない作業をなるべく減らす意味でもお願いいたしたいと思います。 また、自主防災組織との連携、メールということですが、一つこれは前進だと思いますけれども、メールだけですと、最近あまりメールを見ない方も、若い人ですと増えていたりしますので、もう一歩踏み込んだ形でのやり方も研究をお願いできればと思います。でも少なくともいろいろとやっていただいていることにつきましては感謝申し上げますし、引き続き研究をお願いするところであります。 続きまして、新型コロナウイルス感染症対策についてお伺いいたします。 今いろんな形の情報が入っておりますが、私のほうからはいわゆる自宅療養者、今、病院に入れない、ホテルにも入れない方が一時的に自宅で療養しなければならなくなったとき、どうすればいいんだということで非常に心細くなられたり、特に独り暮らしの方なんかはそうなってくるものなんだろうなと思います。このことについて現状どのように考えていらっしゃるのか、お願いいたします。 ○議長(北田宏彦議員) 齊藤隆廣健康増進課長。     (齊藤隆廣健康増進課長 登壇) ◎齊藤隆廣健康増進課長 お答えいたします。 新型コロナウイルス感染症の感染者につきましては、8月に入って急増していることから、医療機関での受入れが逼迫し、多くの患者が入院できず、宿泊施設や自宅療養を余儀なくされている状況でございます。 このような中、国内において自宅療養中に容体が急変する事例も起きておりますことから、万が一市民の皆様がコロナウイルスに感染された場合において、あらかじめ必要な準備等ができるよう、千葉県が作成したしおりにつきまして、市ホームページにも掲載している状況でございます。 今後は、この情報をホームページだけではなく、紙媒体やSNSを活用し、広く周知できるよう努めてまいります。 以上でございます。 ○議長(北田宏彦議員) 森 建二議員。 ◆森建二議員 インターネットを見ますと、私もいろいろ興味がありますので調べてみたところ、やはり東京都保健福祉局による新型コロナウイルス感染症自宅療養者向けハンドブックというのは、これは非常にすばらしい、先日もちょっとお話をさせていただきましたけれども、その上で千葉県でも先ほど課長のほうからもお話がありました自宅療養者向けのしおり、パルスオキシメーターの使い方やLINEを使った相談、情報の取り方等々も書かれています。これを直接大網白里市がやるというのはなかなか大変な状況だとも思いますので、やはり市のホームページにそのあたりをリンクを張るだけでも全く違うと思うんですね。ぜひ引き続き情報をホームページをのぞきに来た方、不安に感じた方がたどれるような道筋をつけていただけますようによろしくお願いをいたします。 続きまして、ワクチン接種の状況について、おおむね高齢者の方は8割以上の方が2回目を終えたというふうに聞いておりますが、いまだ保育園ですとか一部で、クラスターという言い方は、正直私は好きではありませんが、感染者というか、PCRの陽性者が出たということも聞いております。主にやはり福祉士、福祉関係の保育士、介護士、そして先生方、ある程度優先的に接種いただきたいなと思っております。このあたりの現在の考え方、対応をお願いいたします。 ○議長(北田宏彦議員) 齊藤隆廣健康増進課長。     (齊藤隆廣健康増進課長 登壇) ◎齊藤隆廣健康増進課長 お答えいたします。 当初、福祉、教育関係者につきましては優先的な予約受付枠を設定してきてはおりませんでしたが、接種当日にキャンセルが生じる場合を想定して、市民のキャンセル待ち対象者の次に福祉、教育関係の職員をキャンセル待ちの対象者として接種してまいりました。しかしながら、7月下旬からは感染力の強いデルタ株により、10代未満の子どもたちにも感染が広がってきたことから、子どもたちへの感染予防対策といたしまして、8月中旬以降、本市に所在する民間の保育所や幼稚園及び小・中学校に従事する職員もキャンセル待ちの対象に加え、優先的に接種できるよう対応してきたところでございます。 その結果、現時点では市内の保育所、幼稚園、小・中学校に勤務する方のワクチン接種状況につきましては、ワクチンの供給量との兼ね合いもありますが、希望者に対しましておおむね10月上旬には接種完了を見込める状況でございます。 以上でございます。 ○議長(北田宏彦議員) 森 建二議員。 ◆森建二議員 民間保育所等、民間に対しての対応も改めましてありがとうございます。 誰を優先するとかしないとかというと、完全な公平性というのはなかなか落としどころがないのかなと思います。その都度その都度の対応が必要になって、おそらくまた土日も含めて健康増進課の方々大変な状況であることを理解いたします。本当にお疲れさまでございます。引き続き市民の安全、気持ちの安全、現実的な安全を含めて大変な中ではございますが、対応をお願いいたします。 以上で私のほうからの質問を終えさせていただきます。ありがとうございました。(拍手) ○議長(北田宏彦議員) 以上をもちまして、創政、森 建二議員の代表質問を終結いたします。 暫時休憩いたします。そのままお待ちください。     午前11時51分 休憩-----------------------------------     午前11時52分 再開 出席議員 18名 欠席議員 なし ○議長(北田宏彦議員) 休憩前に引き続き会議を開きます。 創政、山下豊昭議員より関連質問の通告がありますので、これを許します。 山下豊昭議員。 ◆山下豊昭議員 会派創政の山下豊昭でございます。引き続きまして代表質問に続いて関連質問をさせていただきます。 まず最初に自然災害対策についてお伺いをしたいと思います。先に行われました同僚議員と質問の内容で若干かぶる場合もありますけれども、そこはご容赦をいただいてお願い申し上げます。 本市としましては、災害に強いまちづくりを掲げているところであると思います。また、そのような中におきまして、9月に入り今年も台風シーズンという時期を迎えました。また、一昨年の台風が襲来をしました時期とはまた異なる今年の状況ではございます。そういう中で、6月の梅雨のはしりを含めてつい先日8月8日の台風10号の折にも、これが毎年の恒例事業のごとく、やはり浸水、冠水、そういう事態があちこちで発生をしております。そのようなことで、関連する内容ではございますが、小中川沿いの旧山辺地区方向への道路冠水併せて、それから金谷川含めて冠水が発生をいたしました。あわせて、8月8日には山辺地区、大網地区、そして瑞穂の3地区にも避難指示が発令をされたところであります。 このような状況の中で安全対策、これを先ほどからかなりご質問も出ているし、それに対してはご説明がされている中ではございますが、改めて本年このような対策の現状については、いま一度予防対策をどのような形で行われているのか、そして私が一番気になるのは、一昨年に起こりました大網駅前、これは房総、外房に関しての玄関口である大網駅前の冠水です。あれはやはり私にとってもショックでした。忘れられません。 ですから、そのようなことも大網駅の冠水も含めて、やはり大竹地区、あるいは全市にあちこちで発生している冠水の対策について、いま一度どのような対策を本年についてはされているのかお示しをいただきたいと思います。 ○議長(北田宏彦議員) 林 浩志建設課長。     (林 浩志参事(建設課長事務取扱) 登壇) ◎林浩志参事[建設課長事務取扱] 大網駅を中心とした周辺地区の排水対策についてお答えします。 まず、二級河川小中川につきましては、河川管理者である千葉県において、水が流れる部分である河道部の草刈りを例年実施しております。またあわせて、定期的に河道内の堆積土を撤去するなど、適切な河川機能の維持に努めております。市が管理する準用河川金谷川につきましても、同様に河道内の堆積土の撤去や草刈りを台風等の大雨に備え7月に実施したところでございます。 大網駅周辺の排水対策につきましては、日常の適切な維持管理が重要でありますが、加えて河道拡幅といった改修工事が必要でありますことから、金谷川の整備と併せて小中川の整備促進が図れるよう、引き続き千葉県と連携して推進してまいります。 ○議長(北田宏彦議員) 山下豊昭議員。 ◆山下豊昭議員 ご説明をいただき、本年度どのような対策をしていただいているのかということについて理解をしてまいりたいと思います。 引き続き、やはり小中川改修の継続、そして早期の実現を今後とも引き続いてお願いをしておきたいと思います。 それでは次にまいります。千葉県と大網白里市の行政同士の連携についてお伺いをしたいと思います。 県と地方自治体、市町村との危機管理体制の強化について、県はこのように申しています。令和元年の災害後に一宮下流地域の対策及び河川、海岸、砂防等の事業に対して122億円以上の予算を組んで取組を強化しています。その中で、被災者のニーズに迅速に対応するために地域の実情に精通をした市町村と一体となって取組をすることが重要である、そのように県は申しています。また、市町村との連携を一層深めるとともに危機管理体制の強化を図り、災害対応力の向上を図っていくと、はっきりと明言をされています。 本市においても今年6月に、先ほど同僚議員からもありましたが、大網白里市の陸閘門の開設の部分、それが開設をしてスタートいたしました。それと、先ほど申しました小中川の改修の部分についても、今継続的にやっていただいています。そのような部分につきましては、これは市民の立場としましては本当に力強く、ありがたい、もっとこれを精力的に今後も進めていただきたい事業でございます。 それと、私が感じますのはもう一点だけございます。先ほども出ましたが、県道83号線、山田台から大網市内を抜ける幹線でございます。その季美の森入り口の大網に下る信号のところの、これが一昨年の台風で崩落被害を受けております。それからもう既に丸々2年を経過しようとしています。 この事業につきましては私も十分に、これは県の事業であるということは認識をしているところでございます。しかし、市民の皆様というのは、これが県の事業である、市の事業であるというのはなかなか理解をしづらいものです。その中で、たくさんの市民の皆様からも大網白里市、あそこの幹線道路が被災を受けて2年間そのままブルーシートかかったままだと、またブルーシートももう剥げかけているね、いつになったら対応されるんだろう、改修されるんだろうという質問を今かなり私のほうでは受けております。しかしそのときには、これは県の事業であり、市としても今働きかけをちゃんとしているんだよ、だからもうしばらく待とうよという話をさせていただいております。 そういうこともございますが、やはりそのへんの県と市との連携について、今どのようになっているのか、そのへんをお示しいただきたいと思います。 ○議長(北田宏彦議員) 林 浩志建設課長。     (林 浩志参事(建設課長事務取扱) 登壇) ◎林浩志参事[建設課長事務取扱] お答えいたします。 令和元年10月の大雨でのり面が一部崩落した主要地方道山田台大網白里線ののり面復旧につきまして、千葉県山武土木事務所へ確認したところ、昨年度令和2年度に調査設計を実施しており、復旧工事につきましては今年度中の着手に向けて現在準備をしているとのことでございました。市といたしましては、当該箇所の早期復旧を千葉県に引き続きお願いするとともに、県実施工事等の市民の皆様への周知について県に要請してまいります。 ○議長(北田宏彦議員) 山下豊昭議員。
    ◆山下豊昭議員 ご説明をいただきありがとうございます。 引き続きまして、できるだけ早い改修に着手できるように県のほうにも働きかけをぜひお願いをして次へ進みたいと思います。 次に、私のほうからは、やはりその自然災害が発生する原因について若干申し上げさせていただきたいと思います。 原因というのは、今、全国的に話題になっていますカーボンニュートラル、脱炭素社会、自然災害への対応の取組が重要である、私もそれは同様に認識をしております。令和3年7月30日現在、千葉県内の地方公共団体の中でゼロカーボンシティへの取組を宣言しているのは、県下で11自治体だけだと思います。そのような中で、やはり本市は人口5万人にも満たない小さな自治体ではありますが、今現在、お隣の東金市あるいは茂原市もまだゼロカーボンシティ宣言への取組はされておりません。私は、大網市民の一人として、人口は少ないけれども、しっかりそこら辺は将来を見据えてゼロカーボンシティ宣言へのお話合い、進め合いの取組を、できれば両市より先駆けて大網市がやってほしい、やるべきじゃないかというようなことを、今回職員の皆様に、市長をはじめ皆様に私からのご提言とさせていただいて、どうか一日も早い、そのようなことを取り組めるような状況、環境をつくっていただきたい、そのように思ってこの項目を終わり、次に進んでいきたいと思います。 それでは、4番の新型コロナウイルス感染症対策について、これも先ほどから何回も議題として出ております。しかし、第4次緊急事態宣言になってから初めてすごい、大網市民として感じたのは、7月、8月、この二月に急激に感染力が増えてまいりました。これは皆様ご存知だと思います。実感されていると思います。私もそうでございます。 そのような緊急事態、そしてさらに緊急事態も延長された中で、先日、私、8月後半ですが地域の小学校を訪問して校長先生にお話を伺いました。学童にも感染が広がっているけれども、学校としては何か新しい対策を考えていらっしゃいますか、やっていらっしゃいますかとご質問したときに、今まで取り組んでいなかったけれども、先駆けて9月の始業式が始まった第2学期に入ったら、ぜひとも今までやっていない対策をちゃんとやっていきたい、そのように申されました。 一つだけ申し上げますと、やはり学生が少ない学級で分散給食を、今までやったことないけれども、そういうことも考えて9月の始業式以降は考えてやっていきたいと申されていました。これは先生、すばらしいですと。これは教育委員会からのご指導もあろうかと思いますが、私はそのような取組をぜひ本市の行政の皆様に対しても、これからそのような状況の中で新しい取組、今までにやっていないような取組をもう一歩進んで対策を考えていただきたい。またそうあるべきではないかと思いますので、そのへんの今後の対策についてお伺いをしたいと思います。 ○議長(北田宏彦議員) 質問者並びに答弁者に申し上げます。残り時間が少なくなっておりますので、質問、答弁は簡潔にお願いします。 齊藤隆廣健康増進課長。     (齊藤隆廣健康増進課長 登壇) ◎齊藤隆廣健康増進課長 お答えいたします。 去る7月12日に4回目の緊急事態宣言が発令され、その後、対象地域の追加や期間の延長がなされ、現在、千葉県を含む21都道府県に緊急事態宣言が発令中でございます。この間、本市におきましても感染者が急激に増加したところであり、7月は43人、8月に222人と推移し、8月末現在で累計408人との状況でございました。市といたしましては、千葉県の緊急事態宣言発令を受け、直ちに感染症対策本部会議を開催し、各公共施設の利用方針と併せ各種業務における感染症対策の徹底を図ることを決定したところでございます。 その後、市内の感染者がさらに増加したことから、人の流れを抑制するため、去る8月23日に再度対策本部会議を開催し、公民館、大網白里アリーナなどの屋内施設に加え、野球場などの屋外施設について当分の間、利用を停止したところでございます。 また、防災行政無線、ホームページやSNSを活用し、千葉県の基本的対処方針に基づき、マスクの着用、手洗いの励行、3密の回避、不要不急の外出の自粛など、基本的な感染対策の徹底を再度呼びかけております。 引き続き、日中を含めた不要不急の外出、移動の自粛、特に20時以降の不要不急の外出自粛等について、市民の皆様へ感染対策のお願いをしてまいります。 以上でございます。 ○議長(北田宏彦議員) 山下豊昭議員。 ◆山下豊昭議員 時間が来たようでございます。ご説明ありがとうございました。 最後になります。職員の皆様におかれましては、これから先もコロナ対策につきましても御身ご自愛の上、コロナ感染症への対応を引き続きお願いをして、私の関連質問とさせていただきます。ありがとうございました。(拍手) ○議長(北田宏彦議員) 以上をもちまして、山下豊昭議員の質問を終結し、創政の関連質問を終結いたします。 暫時休憩いたします。 なお、午後1時から再開いたします。     午後0時11分 休憩-----------------------------------     午後1時00分 再開 出席議員 17名 欠席議員 1名でその氏名は次のとおり    北田宏彦議員 ○副議長(小倉利昭議員) これより、私、副議長の小倉が議事を進行いたします。よろしくお願いいたします。 休憩前に引き続き会議を開きます。 次の通告者、公明党を代表し、秋葉好美議員の発言を許します。 秋葉好美議員。     (秋葉好美議員 発言席着席 拍手) ◆秋葉好美議員 皆様こんにちは。会派公明党の秋葉好美でございます。早速ですが、発言席より質問をさせていただきます。 午前中も同僚議員から同じような質問がございましたので、割愛できる部分は割愛をさせていただきたいと思いますけれども、内容にちょっと視点を変えての質問でございますので、行政のほうの方の答弁をよろしくお願いしたいと思います。 はじめに、本市の財政状況についてお伺いをいたします。 先ほどもございましたが、経常収支比率、これが99.7パーセントということで、令和元年度の報告にございました。今から10年前、3.11東日本大震災以降、いろいろと状況は変化いたしました。自然災害のための施設整備事業などにも力を入れていかなければならなくなったわけであります。 津波避難施設整備事業として、6年越しで四天木の第二保育所に第1期の津波避難タワーが完成しました。そして8年目にして、また再度、四天木の第2築山防災公園が完成したわけであります。 また、少子・高齢化などによる社会変化にも対応していかなければならない中、子育て支援施設として増穂の子育て支援館、そしてみどりが丘の子育て交流センターの整備、また高齢の方やハンディのある方などの交通機関の確保に増穂のコミュニティバス、白里方面のはまバス、また利便性向上を図るためにはスマートインターチェンジの整備、また渋滞緩和として大網東中央線の開通など、様々な事業がございました。 年号が変わりまして令和2年、人類が経験したことのないこのコロナによる感染症、また近年では気候変動による豪雨災害など、どれほど皆様方は悩まされていることでしょうか。 そんな中、本市においても大変財政が逼迫しているわけでございます。 先日も市長の事務報告の中でもございました。確認の意味でもう一度お伺いいたします。 本市の経常収支比率、どのくらいなのかお伺いいたします。 ○副議長(小倉利昭議員) 古内 衛財政課長。     (古内 衛財政課長 登壇) ◎古内衛財政課長 お答え申し上げます。 経常収支比率は、社会情勢の変化や住民からのニーズに的確に対応するため、十分な財源を確保しているかという行政需要への対応能力を図る重要な指標となります。 今回の市長事務報告で申し上げたとおり、令和2年度における本市の経常収支比率は99.6パーセントであり、昨年度よりも0.1ポイント下がってはいるものの、依然として厳しい状況にあるところです。 以上でございます。 ○副議長(小倉利昭議員) 秋葉好美議員。 ◆秋葉好美議員 午前中も同僚議員のほうから質問がございましたとおり、依然として厳しい状況が続いているということでございます。 その中、次の2点目になりますけれども、市債を発行しているわけですが、現在の負債額はどのぐらいなのか、またどのぐらいで回復見込みがあるのかお伺いをいたします。 ○副議長(小倉利昭議員) 古内 衛財政課長。     (古内 衛財政課長 登壇) ◎古内衛財政課長 お答え申し上げます。 一般会計と土地区画整理事業特別会計を合わせた普通会計における市債の残高は、令和2年度末時点で約161億8,944万円の状況にあります。 また、市債の償還額は令和4年度にピークを迎えることから、新規の市債発行額を抑制することにより令和5年度以降の償還額は減少していく見込みです。 以上でございます。 ○副議長(小倉利昭議員) 秋葉好美議員。 ◆秋葉好美議員 市債発行しながらも、令和5年度の償還と、少しずつ減少していくということであります。 先日もやはり市長事務報告の中にもございました。危機的な状況を踏まえ、財政健全化に向けた緊急的な取組について、歳入歳出に徹底した見直しをして令和4年度当初予算編成に当たってまいります。持続可能な財政運営に努めてまいりますということがございました。午前中もその件について、歳入歳出についてこのようにやっているとご報告もございましたので、そのへんは割愛させていただきます。 3点目になりますけれども、本市としての現在の財政状況では、なかなか事業計画はまず厳しいと思うわけであります。ましてやコロナ禍で税収も見込めない中、どのように特に歳入に力を入れていこうとしているのかお聞かせください。 ○副議長(小倉利昭議員) 古内 衛財政課長。     (古内 衛財政課長 登壇) ◎古内衛財政課長 お答え申し上げます。 新型コロナウイルス感染症の影響により市税収入等の落ち込みが予想される中、その減収の一部は普通交付税や臨時財政対策債等で補填されるものの、安定的な財政運営を行うためには新たな財源の確保が急務となっております。 このような状況を受けて、昨年度から重点的に取り組んでいるふるさと納税は、コロナ禍の外出自粛に伴う巣籠もり需要を捉え、前年度を上回る増収が見込まれており、市税の減収を補う貴重な財源の一つとなっているところです。 長引くコロナ禍により、歳入面における取組については積極的に進めることが難しい状況ではありますが、引き続き財源の確保策を検討してまいりたいと考えております。 以上でございます。 ○副議長(小倉利昭議員) 秋葉好美議員。 ◆秋葉好美議員 大変な中ではございますけれども、どうか財源の確保、特に交付金等の活用、これをくれぐれも研究していただいて、よろしくお願いをしたいと思います。 4点目になりますけれども、そんな中ですが、市民サービスについてお伺いをいたします。 このような財政状況の中でございますけれども、市民の皆様にどのようなサービスができるのかお伺いをいたします。 ○副議長(小倉利昭議員) 古内 衛財政課長。     (古内 衛財政課長 登壇) ◎古内衛財政課長 お答え申し上げます。 新型コロナウイルス感染症の影響も重なり非常に厳しい財政状況ではありますが、財政健全化に向けた緊急的な取組に基づき、新規事業の抑制や既存事業の見直しを行うことで事業の選択と集中を図りながら、限られた財源を活用し、市民の皆様に必要とされるサービスの維持に注力してまいりたいと考えております。 以上でございます。 ○副議長(小倉利昭議員) 秋葉好美議員。 ◆秋葉好美議員 ありがとうございます。 どうしたら財源確保ができるのかと、このへんも先ほども言いましたけれども、しっかりと精査、研究をしていただきたい、このように思います。 ちなみにですけれども、東金市の友人からお伺いいたしました。東金市では、東金市がんばるお店応援クーポン券が全市民に3,000円分配布されているそうでございます。クーポン券の利用期間は9月1日から11月30日までだそうでございます。新型コロナにより大きな影響を受けている地域経済の回復と売上げが減少した商店や飲食店、各種サービス事業等の販売促進を図るためと聞いております。市民の方もクーポン券が配布され、大変喜んでいると話をお伺いいたしました。本市においても、市民の皆さんが少しでもこういうコロナ禍の中、大変だけれども、本市限定のクーポン、頂けないかなと、そのようなお話もいただいております。 昨年も私も一般質問で取り上げておりますけれども、このへんも大変な中ではございますが、検討していただきたい、このへんについては強く要望をさせていただきたいと思います。よろしくお願いをいたします。 財政関係については以上で終わります。 2番目になりますけれども、コロナ対策について質問をさせていただきます。 1点目に、65歳以上の接種完了について、希望されている方の第1回目の接種率と第2回目の接種率について、また64歳以下の方の第1回目と第2回目の接種率について、また12歳以上の市全体の接種率も併せてお聞かせください。 ○副議長(小倉利昭議員) 齊藤隆廣健康増進課長。     (齊藤隆廣健康増進課長 登壇) ◎齊藤隆廣健康増進課長 お答えいたします。 今月6日現在における65歳以上の1回目の接種率は84.6パーセント、2回目は81.7パーセントでございます。 次に、64歳以下の1回目の接種率は45.5パーセント、2回目は33.6パーセントとなっております。 また、12歳以上の市全体の1回目の接種率は59.9パーセント、2回目は51.4パーセントでございます。 以上です。 ○副議長(小倉利昭議員) 秋葉好美議員。 ◆秋葉好美議員 ありがとうございました。大体ほぼ順調というんでしょうかね、順調のほうに行っているのではないかなと思います。 全国でも希望されている方の1回目の接種率が59パーセント、2回目の接種率が46パーセントという報道がございましたとおり、本市も出遅れたところがありましたけれども、今となっては本当に順調に行政の皆様方の努力のたまものではないか、心より感謝を申し上げます。いずれにしても、一日も早くワクチン接種を希望される方が接種できることを強く要望いたします。 2番目になりますけれども、この変異株、デルタ株についてお伺いをいたします。 この変異株が猛威を振るっておりまして、今までのコロナでは1人の感染から大体3人程度であったわけですが、この変異株だと1人の感染から6人、7人と感染してしまうという大変恐ろしい変異株でございます。 本市においても、ホームページに千葉県提供の状況を1週間ごとに載せてくださっております。7月に比べますと倍増しておりまして、9月2日の時点ですと、入院中が13名、自宅療養が134名、ホテル療養が3名と、こんなような大変な状況であります。 今日の千葉日報の累計でございますと、449名が累計で感染をしたと。そのうち完治されている方もいらっしゃいますので、270人以上は完治をされているということもあるわけでございますけれども、いずれにしてもすごく急増しております。 今までのコロナとは全く違って、特に20歳代から50歳の方が幅広く感染拡大をしている。先ほども同僚議員のほうからも質問ございましたけれども、10歳以下の子どもにも非常に増えているということでございます。これに対しまして、市民の皆様にこの変異株の危険さ、命を守るためにどのように周知されているのかお伺いをいたします。 ○副議長(小倉利昭議員) 齊藤隆廣健康増進課長。     (齊藤隆廣健康増進課長 登壇) ◎齊藤隆廣健康増進課長 お答えいたします。 デルタ株は、新型コロナウイルス感染症の原因ウイルスとして知られる変異株であり、WHO(世界保健機関)によりますと、2020年10月にインドで初めて検出されたものであり、従来のウイルスに比べて約2倍と感染力が強く、感染した場合は入院に至るリスクが高まっております。 このデルタ株の情報につきましては、マスメディアを通じて広く周知されておりますが、市といたしましても、デルタ株に限らず、感染症対策や感染症状況等につきましてホームページやSNSにて周知しているところでございます。 今後におきましても、市民の皆様へ変異株の脅威と併せ、最新の情報を周知いたしますとともに、感染症対策のさらなる徹底について防災行政無線等を活用するなど、丁寧にお願いしてまいりたいと考えております。 以上でございます。 ○副議長(小倉利昭議員) 秋葉好美議員。 ◆秋葉好美議員 ありがとうございました。大変猛威を振るっているということでございます。 先ほどもお話をいたしましたけれども、9月8日現時点で感染者が累計449名ということでございます。基礎疾患のない方も急変いたしまして、一瞬にして命取りになってしまうこの変異株、大変恐ろしいわけでございます。市としても、自宅療養者の方が134人といるわけでございます。この方々の初期治療が非常に大事になってくるかと思います。 ここで、ちなみにいすみ市のいすみ医療センター、ここでは、医師と保健師、事務職の3人体制で訪問をして、中等症や重症化を防いでいるわけであります。PCR検査の陽性患者に対して、初期治療として投薬を行い、病床の逼迫を排していると、このように積極的に取り組んでいらっしゃいます。たしかこのいすみ市は30名ほどの方が自宅療養者だとお伺いをしております。 その中、本市においても、なかなか厳しいかと思いますが、この134名に対して、例えば酸素飽和度を測定するパルスオキシメーターの確保はどうなんでしょうか。また、今都内辺りでは酸素ステーション、または抗体カクテルなんていうのも治療を始めているところもございますが、なかなか厳しい状況ではございますけれども、どうか外来などでできる、保健所と共有できること、これは急務ではないかなと思うわけであります。 どうか自宅療養者の方が安心して治療ができること、これも強く要望させていただきます。 3点目になりますけれども、コロナワクチン接種は任意でございます。予防のための啓発についてお伺いをいたします。 基礎疾患やアレルギーを持っている方は、お医者さんの判断によるかと思いますけれども、それ以外で健康な方、特に若い世代の接種率を高めていくのが今後の焦点となるかと思いますけれども、若い方々に対しての啓発、これはどのようにされているのかお伺いいたします。 ○副議長(小倉利昭議員) 齊藤隆廣健康増進課長。     (齊藤隆廣健康増進課長 登壇) ◎齊藤隆廣健康増進課長 お答えいたします。 現在、12歳以上がワクチン接種の対象であることから、本市といたしましては、去る6月23日に12歳以上の方々へ接種券を発送したところであり、その結果、大規模接種センターや職域接種及びかかりつけ医において早い時期に接種を完了された若い世代の方もおられます。 コロナワクチン接種については、接種するか否かは任意ではございますが、ワクチンを接種することにより、万が一感染した場合において重症化や死亡のリスクを防ぐという効果はかなりあると分析されております。 以上のことから、今後の接種状況を見据え、若い世代を含む未接種の方々へワクチン接種の有効性等を記した文書を発送するとともに、市の広報紙やホームページ及びSNSを活用いたしまして、ワクチン接種の有効性について広く周知を図ってまいります。 以上でございます。 ○副議長(小倉利昭議員) 秋葉好美議員。 ◆秋葉好美議員 ありがとうございました。本市では本当に全ての方に接種券が配布されていると。近隣市町村に比べますと、かなりのスピード感のある対応だと思います。これに対しましては、ありがとうございます。今後とも、若い世代の方が本当に接種されますように、周知のほどよろしくお願いをいたします。 4点目になりますけれども、コロナのデマ報道について、本日もテレビ等で放送されておりましたけれども、SNSでよく見られるワクチンデマは、ワクチンで不妊になるようだなどと語られているデマが非常に拡散をしているわけであります。不特定多数のインターネットの世界にとどまることもなく、口コミを通じて身近な人にも広がっているわけであります。 本市においてこのようなデマの相談等はあるのかどうかお聞かせください。 ○副議長(小倉利昭議員) 齊藤隆廣健康増進課長。     (齊藤隆廣健康増進課長 登壇) ◎齊藤隆廣健康増進課長 お答えいたします。 デマ情報に関する問合せ件数はごくまれであると認識しておりますが、お問合せをいただいた際には、正しい情報をお伝えしております。 市といたしましては、市民の皆様が様々な情報に惑わされぬよう、正しい情報の発信に努めてまいります。 以上でございます。 ○副議長(小倉利昭議員) 秋葉好美議員。 ◆秋葉好美議員 ありがとうございます。 若い方々というのは、SNSで相当左右されやすいですね。そんな中、課長から今お話があったように、やはり正しい情報が大切だと、そのように思います。 また、特に妊婦の方が安心してワクチン接種ができるように、やはり正しい情報をお願いしたいと思います。本市では、聞くところによりますと、早速妊婦の方々に接種のはがきを出して通知をしているというお話もございました。大変スピード感のある行動に対しまして敬意を表します。ありがとうございます。いずれにいたしましても、妊婦の方々が安心して出産できることを、今後ともよろしくお願いいたします。 次に、5番目になりますけれども、コロナにおける生活困窮者や事業者等に対する国・県などの支援についてお伺いをいたします。 コロナ禍で生活困窮されている方や事業の見通しもつかないといった声が聞かれるわけでございますけれども、この方々に対しまして国・県の支援についてお聞かせください。 ○副議長(小倉利昭議員) 中古 稔社会福祉課長。     (中古 稔参事(社会福祉課長事務取扱) 登壇) ◎中古稔参事[社会福祉課長事務取扱] コロナ禍における生活困窮者への支援策についてお答えいたします。 生活困窮者からの相談は多岐にわたっており、相談窓口においてそれぞれの置かれた状況や、どのような支援を求めているかを詳細に聞き取り、様々な支援策の中から相談者に最適な支援ができるよう努めているところでございます。 主な支援策を申し上げますと、住居を失うおそれが生じている方には家賃を助成する住居確保給付金を、必要な生活費が不足している方には社会福祉協議会が実施している緊急小口資金や総合支援資金などの生活資金貸付を案内しております。 このほか、生活水準の維持を図るための収入アップや再就職を目指している方には、ハローワークと連携した就労支援も行っているところでございます。 以上でございます。 ○副議長(小倉利昭議員) 飯高謙一商工観光課長。     (飯高謙一商工観光課長 登壇) ◎飯高謙一商工観光課長 商工観光課からは、事業者等への国及び千葉県の主な支援事業についてお答えいたします。 国においては、緊急事態宣言やまん延防止措置に伴い、時短営業や外出自粛により売上げが減少した事業者等に対しての支援事業として月次支援金がございます。 また、千葉県においては、新型コロナウイルス感染症拡大防止のため休業や時短営業の要請に協力する飲食店や大規模施設等を対象とした感染拡大防止対策協力金のほか、長期化している新型コロナウイルス感染症の影響により売上げが減少しているが感染拡大防止対策協力金の対象となっていない事業者等に対しての中小企業等事業継続支援金がございます。 ○副議長(小倉利昭議員) 秋葉好美議員。 ◆秋葉好美議員 各課からの説明、大変にありがとうございました。分からない部分については、商工観光課にお問合せいただくか、またはホームページ等で参考にしていただくということになるかと思いますが、どうぞ周知等よろしくお願いをいたします。 大きな3点目になりますが、先ほども午前中、同僚議員から質問がございました通学路の安全対策について質問いたします。 これも先ほどありました6月28日に八街市で児童5人が死傷したわけでございます。それを受けまして、私ども公明党といたしまして、金坂市長に緊急要望書を7月10日に提出させていただきました。その後、八街市のほうに現場確認にも行かせていただきました。通学路、道路幅も狭い。やはり車道等を歩くようになってしまうのかなと、現場を見たときにそういうふうに思ったわけであります。 そんな中、本市においても危険箇所、どのぐらいあるのかということで、先ほど質問をされておりまして、26件の危険箇所が報告をされたということでございました。 そこで、私は1点目はともかく、2点目のところから質問しますけれども、通学路の危険箇所、この注意喚起の看板の設置についてお伺いしたいと思うんですが、やはり子どもたちの安全のためにガードレール、歩道確保、車止めのポール設置、横断歩道、停止線、区画線等の引き直し、できる限りの改善を図っていただきたいと思いますけれども、この点についてはいかがでしょうか。 ○副議長(小倉利昭議員) 石原治幸管理課長。     (石原治幸教育委員会管理課長 登壇) ◎石原治幸教育委員会管理課長 お答えいたします。 危険箇所の対策につきましては、東金警察署、千葉県山武土木事務所、本市安全対策課及び建設課などの関係機関と危険箇所の現地確認を行い、対応方法について報告をいただいております。 教育委員会といたしましては、児童・生徒の安全な通学路の確保のため、今後も新たに危険箇所が発見された場合は管理者に改善をお願いしてまいります。 以上でございます。 ○副議長(小倉利昭議員) 秋葉好美議員。 ◆秋葉好美議員 今後とも関係機関と連携を図っていただき、子どもたちの安全のために努めていただきたい、このようにご要望いたします。 次に、3点目になりますけれども、飲酒運転撲滅キャンペーンの実施についてお伺いいたします。 この事故の最大の原因は、運転手が飲酒運転であったわけですね。交通啓発用語に「飲んだら乗るな 乗るなら飲むな」、こういった用語がございますけれども、やはり飲酒運転は後を絶たないわけでございます。 このような中、啓発は欠かせないと思います。もちろん警察の方や安全協会の方々と協力の下、啓発活動をお願いしたいと思いますけれども、この件についてはいかがかお聞かせください。 ○副議長(小倉利昭議員) 北山正憲安全対策課長。     (北山正憲安全対策課長 登壇) ◎北山正憲安全対策課長 お答えいたします。 飲酒運転撲滅の啓発につきましては、行政、警察、交通安全協会など関係機関合同により毎年、年4回実施している交通安全運動において、重点目標の一つに「飲酒運転の根絶」を掲げ、広報やホームページへの掲載、交差点や商業施設への啓発活動を実施しており、今月21日より実施される秋の交通安全運動におきましても「飲酒運転の根絶」をスローガンとして掲げ、街頭キャンペーンを実施する予定でございます。 以上でございます。 ○副議長(小倉利昭議員) 秋葉好美議員。 ◆秋葉好美議員 ありがとうございます。大切な、先ほども話ございましたけれども、未来の子どもたちのために、くれぐれもよろしくお願いいたします。 4点目になりますが、児童・生徒に対する交通安全教育についてお伺いをいたします。 やはり子どもたちもしっかりと交通安全教育の実施が大切かと思います。特に歩道のないところなんかは、道路に広がって話しながら帰っているところも見受けられます。今は車道に自転車も走れるようになりましたので、大変危険を感じるわけであります。 そのような意味からも、交通安全教育は重要かと思いますが、この件についてお聞かせください。 ○副議長(小倉利昭議員) 石原治幸管理課長。     (石原治幸教育委員会管理課長 登壇) ◎石原治幸教育委員会管理課長 お答えいたします。 児童・生徒に対する交通安全教育につきましては、コロナ禍で交通安全協会や見守り隊などの外部団体の方を講師として学校に招いての交通安全教室が実施できない状況にありますが、毎年1学期の年度初めに学校の安全担当の職員が計画し、実施しております。 小学校では徒歩通学が主流であるため、学校周辺の通学路を小グループに分けて、実際に歩きながら横断歩道の渡り方等を実技を交えて交通安全教室を実施しております。児童たちは、設置してある道路標識やミラーの意義を学習しながら、道路の特性についても学ぶ機会となっております。 中学校では、自転車の乗り方について、校外へ出て実技を交えながら交通安全教室を実施しております。また、保健体育科の授業の中でも、交通安全に関する題材を扱った学習を行い、交通安全に対する意識の向上につなげているところでございます。 以上でございます。 ○副議長(小倉利昭議員) 秋葉好美議員。 ◆秋葉好美議員 いろいろとありがとうございます。今、コロナ禍の中で大変そういったことがなかなかできない状況はよく分かりますけれども、引き続きまたよろしくお願いしたいと思います。 以上が子どもたちの安全に対しての質問になります。 最後になりますけれども、治水対策についての質問に移らせていただきます。 小中川水系についてお伺いいたします。小中川水系の埋田橋付近の経田地先の場所にブルーシートで覆われている部分、また土のうが設置されている部分があります。また、ほかにもう2か所は、原台橋付近、ここにも土のう設置があります。そして、さらにコンクリートの部分が一部破損されておりまして、計3か所があるわけであります。 近隣の方々から、近年の豪雨災害で大変不安ですと、水位もぐっと上がっちゃうと土のうも隠れてしまうんですよというお話もいただいております。今後の豪雨災害のために部分的でもいいですから、整備はできないでしょうかと、こんなような要望をいただいているわけですが、これは管轄が千葉県になるかと思いますけれども、市といたしまして千葉県への働きかけをお願いできないものか、このへんについてお伺いをいたします。 ○副議長(小倉利昭議員) 林 浩志建設課長。     (林 浩志参事(建設課長事務取扱) 登壇) ◎林浩志参事[建設課長事務取扱] お答えいたします。 二級河川小中川の護岸につきましては、現地を市職員が調査し、3か所の損傷を確認いたしました。これを受け、市から河川管理者である千葉県へ通報し、対応をお願いしたところでございます。 なお、千葉県からは、損傷の程度に応じ、順次護岸の復旧工事を進めると伺っております。 ○副議長(小倉利昭議員) 秋葉好美議員。 ◆秋葉好美議員 ありがとうございます。近年の豪雨災害は、本当に一瞬にして冠水してしまいますので、早めの対応が必要になってくると思います。早速県のほうに要望してくださったことに対して、ありがとうございます。よろしくお願いいたします。 2点目になりますけれども、冠水する地域はほとんど大網白里市内、先ほど午前中も質問で同僚議員がしていましたけれども、あちらこちら冠水してしまうなと思うわけでありますけれども、私のほうからは要望がございまして、大網の南地区、毛利石屋さんのところから右折しますと住宅があります。2年前、冠水しました。また、市役所の裏手、真っすぐに行きますと田んぼがあります。稲刈り後、田んぼの稲わらが台風や豪雨災害などで散乱して冠水してしまうんですよと、そういったことに対しまして、稲わらの処分についてお伺いをいたします。 ○副議長(小倉利昭議員) 大塚 好農業振興課長。     (大塚 好農業振興課長 登壇) ◎大塚好農業振興課長 お答えいたします。 台風や大雨により田んぼが冠水すると、稲刈り後の稲わらが田んぼから流れ出し、道路への堆積や排水路の流れを阻害する要因となっております。その対策につきましては、田んぼからの流出を防ぐことが重要となることから、広報紙やホームページ、農家組合長回覧により、稲刈り後速やかに田んぼへ稲わらのすき込みを行っていただくようお願いしているところでございます。 今後も、稲作農家へ周知を図り、稲わらの流出防止に努めていただくよう協力を求めてまいります。 以上でございます。 ○副議長(小倉利昭議員) 秋葉好美議員。 ◆秋葉好美議員 ありがとうございます。 今、農家の方々は稲刈りで大変かと思います。これからまた台風時期になりますので、大変ではございますけれども、引き続き周知のほどよろしくお願いいたします。 最後になりますけれども、排水路の清掃についてお伺いいたします。 市内の冠水する地域は大変多くあるわけでございますけれども、近年の豪雨災害は年々悪化をしております。排水路を確認いたしますと、砂が堆積をしておりまして、枯れ葉が詰まっていて流れをせき止めているのが現状であります。 私の地域の組の方々に対しては、30年前から、私道ですから、自分たちで排水路の掃除はされております。特に最近では、皆さん高齢になってしまったので、業者にお願いをしているわけであるそうです。だけれども、毎年掃除しなくても、2年に1度でも十分だよと、水はけもよくて冠水したことはない、このようにお話をしてくださっております。やはりこのように日頃からきれいに清掃されていれば大惨事にはならないということをお話ししていました。ですので、区や自治会なども日頃からこのような話合いをしておくことも欠かせない時代に入ったのではないかなと思いますけれども、市として何か周知されていることがあったらお聞かせください。 ○副議長(小倉利昭議員) 林 浩志建設課長。     (林 浩志参事(建設課長事務取扱) 登壇) ◎林浩志参事[建設課長事務取扱] お答えいたします。 道路側溝等の排水路の清掃につきましては、平坦な地形が多くを占める本市にとって、排水能力を維持するために重要なことでございます。 これまで多くの地区において清掃等の管理を実施していただいているところでございますが、今後も市が実施している側溝の蓋上げ機の貸出しや清掃の際に出た土砂などを入れる土のう袋の支給のほか、地域にお願いする側溝の管理について、市広報やホームページを通じて周知してまいります。 ○副議長(小倉利昭議員) 秋葉好美議員。 ◆秋葉好美議員 ありがとうございます。やはり自助・共助、区や自治会の方が協力し合いまして、事前に掃除を心がけていかれることを要望いたします。 この後になりますけれども、引間議員より5番目、子宮頸がんワクチンについて、6番目の地域における自治活動について、7番目がおくやみ窓口についての設置、そして上代議員においては、8番目の高齢者支援について、9番目に防災・減災についての質問となります。 以上をもちまして、私の質問は終わりとさせていただきます。ありがとうございました。(拍手) ○副議長(小倉利昭議員) 以上をもちまして、公明党、秋葉好美議員の代表質問を終結いたします。 暫時休憩いたします。 なお、午後1時55分から再開いたします。     午後1時44分 休憩-----------------------------------     午後1時55分 再開 出席議員 17名 欠席議員 1名でその氏名は次のとおり    北田宏彦議員 ○副議長(小倉利昭議員) 休憩前に引き続き会議を開きます。 公明党より関連質問の通告がありますので、順次発言を許します。 はじめに、引間真理子議員の発言を許します。 引間真理子議員。     (引間真理子議員 発言席着席) ◆引間真理子議員 皆様、こんにちは。公明党の引間真理子でございます。引き続き関連質問をさせていただきますので、よろしくお願いいたします。 5番目の子宮頸がん予防ワクチンについて。 2019年10月、国立がん研究センターと国立成育医療研究センターが、がん治療専門室において実施されている院内がん登録の2016年から2017年のデータを集計し、昨年2月に小児がん及びAYA世代(思春期・若年成人15歳から39歳)のがん集計を公表しました。 AYA世代のがんは、25歳を過ぎると急速に増えていき、30代での病症が40代未満のがん患者全体の7割を占めています。AYA世代のがんに限ると、約75パーセントが30歳から39歳です。 女性のがんを年代別、部位別で見ると、20歳から29歳の5番目に子宮頸がん、30歳から39歳では女性乳がんが1番目、子宮頸がんは2番目に多くなり、女性特有のがんは若い世代でも注意を払う必要があります。 子宮頸がんワクチンは、HPVワクチンで予防ができ、定期接種対象は小学6年生から高校1年生、自己負担なしで接種することができます。しかし、広まりつつある中で副作用問題が大きく取り上げられ、ワクチンの積極的勧奨は2013年に止まりました。定期接種の対象であっても、それが分からない状態が続いていました。 ワクチンが使われ始めて10年ほどたち、実際の効果が国内外で報告され始めています。知る機会や無料接種のチャンスがなかった世代の女性が令和3年、厚生労働省にHPVワクチンを打ちそびれた年代の人たちにもう一度打つチャンスをくださいと、3万人を超える署名を国に提出しました。日本産婦人科学会によると、接種率は1995年から1998年度生まれの人で70パーセントを超えていましたが、呼びかけが中止された2000年度生まれ以降は劇的に低下、2002年度生まれ以降は1パーセント未満となっています。お知らせが届かなかった世代の学生たちです。自費で接種を受けることもできますが、4万から5万ほどかかるといいます。 そこで、HPVワクチン接種について伺います。子宮頸がん発症の原因は、ヒトパピローマウイルス(HPV)というウイルスの持続的な感染だと考えられていて、ワクチン接種により予防が可能ながんです。本市において定期接種当初のワクチン接種の対象人数と接種率、副反応等事例があればお伺いいたします。 ○副議長(小倉利昭議員) 齊藤隆廣健康増進課長。     (齊藤隆廣健康増進課長 登壇) ◎齊藤隆廣健康増進課長 お答えいたします。 HPVワクチン定期接種につきましては、平成24年度から実施したところでございます。 接種当初であります平成24年度の対象人数は、中学1年生の女子233人であり、うち186人が接種し、接種率は79.8パーセントという状況でした。 また、定期接種後の副反応等健康被害の事例は報告されておりません。 以上でございます。 ○副議長(小倉利昭議員) 引間真理子議員。 ◆引間真理子議員 ありがとうございました。79.8パーセントは結構な接種率だったと思います。当時、私も父子家庭の同級生にこういう予防ワクチン接種があるよということで勧めたところ、大変喜ばれたことを思い出します。 次に、対象者への周知について伺います。 接種に関しては十分な認識の下、希望する方が受けるのですが、ワクチンの無料接種対象の情報をお知らせすることは大事だと思います。現在、ワクチン接種の周知についてどのようになっているのかお伺いいたします。 ○副議長(小倉利昭議員) 齊藤隆廣健康増進課長。     (齊藤隆廣健康増進課長 登壇) ◎齊藤隆廣健康増進課長 お答えいたします。 HPVワクチン接種の周知といたしましては、対象となる中学1年生の女子とその保護者宛てに、本年5月、接種についてのご案内と厚生労働省のリーフレットを通知したところでございます。 以上でございます。 ○副議長(小倉利昭議員) 引間真理子議員。 ◆引間真理子議員 ありがとうございます。本市でも対象者に通知しているということで、安心しました。 子宮頸がんのリスクを下げるためにも、HPVワクチンの正しい情報を伝え、家族で話し合うなどして、最良の選択ができるような環境づくりが最も効果的な周知方法であると考えます。 また、ワクチン接種と同様に、若いときから子宮頸がん検診の重要性も家族に意識してもらえるきっかけになってほしいと思いますので、今後もよろしくお願いいたします。 次に、6番目の地域における自治活動について。 自治会とは、同じ地域に住んでいる人同士が仲よく助け合って暮らしていこうとする考え方は、今も昔も変わっていません。頼れる人や親戚が遠くにいて、いざというときに心配、引っ越してきたばかりでこの辺りのことはよく分からないなどというときに、お隣さんや近所の人たちが頼りになるものです。自治会は、こうした人々がより住みやすい地域を築いていくことを大きな目的としています。 ふれあい活動などを通し、地域の連帯感を高め、住みよい地域をつくっていくための最も身近な住民組織の一つです。しかし、近年は、人間関係も希薄になり、関わりを持つことが難しくなってきています。実際に自治会に入らない、やめてしまう方もおり、少子・高齢化が進む中、地域によっては問題になっています。 また、近年の自然災害、防災等においては、地域における自助・共助は重要で、自治会の果たす役割はどんどん大きくなっています。 昨年12月議会で秋葉議員のほうから、区長・自治会長の役割について質問しており、行政とのパイプ役として市行政の運営について理解、協力をいただいていると答弁がありました。区長・自治会長の役割は大きいと感謝しております。 そこで、区・自治会の役割について伺います。市内全域には116の区・自治会がありますが、全世帯数に対して現在の加入世帯数、加入率、自治会によって活動内容は異なると思いますが、主な活動についてお伺いいたします。 ○副議長(小倉利昭議員) 御苑昌美地域づくり課長。     (御苑昌美地域づくり課長 登壇) ◎御苑昌美地域づくり課長 お答えをいたします。 区・自治会は、一定の地域の住民の皆様で構成される自治組織で、明るく住みよいまちづくりを進める上で重要な役割を果たしていただいております。 主な活動といたしましては、防災活動や防犯灯の設置・管理、地域の環境美化活動のほか、各種広報物の回覧や住民同士の親睦を図る活動等がございます。 次に、区・自治会の加入率の推移についてでございますが、若干減少傾向にあり、過去3年の数値を申し上げますと、平成31年4月時点では全世帯数2万1,556世帯に対し加入世帯数が1万5,092世帯、加入率は約70パーセント、令和2年4月時点では、全世帯数2万1,713世帯に対し加入世帯数が1万4,688世帯、加入率は約68パーセント、令和3年4月時点では全世帯数2万1,991世帯に対し加入世帯数1万4,534世帯、加入率は約66パーセントという状況でございます。 以上でございます。 ○副議長(小倉利昭議員) 引間真理子議員。 ◆引間真理子議員 ありがとうございました。区の加入世帯は年々減少しており、4月現在で66パーセントですが、地域によってはさらに低いところもあると思います。 また、自治会の活動は地域のためにも重要な役割であることが分かりました。 次に、自治会活動の維持について伺います。 地域によっては、自治会の加入率減少と高齢化により担い手不足等の問題を抱えております。減少の理由には、役員や担当など義務を課せられたくない、時間を取られたくない等、様々な意見があります。しかし、自治会の加入率が減ってくれば自治活動の参加率低下や役員の担い手不足など、地域環境の維持も難しくなります。災害が増えている近年では、地域の自助・共助、市民の協力は欠かせません。 加入率の減少、担い手不足等、自治活動の維持について市の見解をお伺いいたします。 ○副議長(小倉利昭議員) 御苑昌美地域づくり課長。     (御苑昌美地域づくり課長 登壇) ◎御苑昌美地域づくり課長 お答えいたします。 近年では、複雑多岐にわたる地域の諸問題に対応するため、様々なコミュニティ活動の重要性が見直されているところですが、一方で、少子・高齢化や価値観の多様化等により、区・自治会への加入世帯が減少している状況がございます。 そのような中、区・自治会への加入促進につきましては、各区長・自治会長の皆様も苦慮されているところであり、市といたしましても、ホームページや広報紙にて区・自治会の活動や加入に関する記事を掲載し、加入していただけるようお知らせしているところでございます。また、市外から転入された方や市内で転居された方に対しましては、住民異動届の際に転入転居先の区長・自治会長の連絡先のお知らせと区・自治会への加入をご案内し、啓発に努めております。 安心・安全な住みよいまちをつくるため、より多くの住民の皆様に区・自治会活動にご参加いただけるよう、今後も引き続き、区・自治会の役割や活動について情報発信に努めるとともに、加入の啓発を行ってまいります。 以上でございます。 ○副議長(小倉利昭議員) 引間真理子議員。 ◆引間真理子議員 ありがとうございます。 区・地区で実施する様々な自治活動は、行政運営を行う上でも欠かせない役割を担っていると思います。加入率の減少は、コミュニティ活動の低下、ひいては市全体の活力の低下にもつながります。少子・高齢化の進展や本格的な人口減少を見据え、自治会同士で支え合う取組も必要になってくると思います。今後も自治会の問題に寄り添い、維持・発展に努めていただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。 最後に、おくやみ窓口の設置について。 国の年間死亡者数は増加傾向にあり、相続人の行政手続に関わる負担や行政機関、民間事業者等の負担軽減に向けた取組が必要な状況になっており、政府も死亡・相続ワンストップサービスの推進をしております。 市民サービスの中でとりわけ各種申請手続の簡素化は必須の条件と言えます。ワンストップ窓口の実現も待たれるところではありますが、何より先に取り組むべきは、家族の死という悲しみに耐えながら様々な手続をしなければならないご遺族を支える支援であると思います。家族間の人間関係、様々な状況での手続は、高齢者になれば分かりにくく、少しでも遺族の負担を軽くしたい、そんな思いで質問させていただきます。 はじめに、各種手続について伺います。死亡に伴う諸手続につきましては、亡くなった方の状況によって手続内容は異なりますが、多くのケースで必要になる手続にはどのようなものがあるのかお伺いいたします。 ○副議長(小倉利昭議員) 板倉洋和市民課長。     (板倉洋和市民課長 登壇) ◎板倉洋和市民課長 お答えいたします。 お亡くなりになられた後の市役所における手続でございますが、個人の方の生前の状況により異なってまいります。 一般的なケースの場合、市役所での主な手続につきましては、市民課において国民健康保険または後期高齢者医療保険及び国民年金、高齢者支援課において介護保険、税務課において市民税や固定資産税などの納税名義変更の手続が必要となります。また、市役所以外での手続につきましては、社会保険や厚生年金に加入している場合は、勤務先や年金事務所での手続が必要です。 このほか、状況によっては、税務署や法務局での相続に関する申告や名義変更手続、電気、水道などの公共料金の名義変更、金融機関や保険会社など多岐にわたってまいります。 以上でございます。 ○副議長(小倉利昭議員) 引間真理子議員。 ◆引間真理子議員 ありがとうございます。本当に多岐にわたる手続になっており、大変なことだと思います。 そこで、窓口設置の必要性について伺います。 2016年5月、大分県別府市では、死亡に関する窓口、おくやみコーナーを設置しました。市によると、年齢や保有資産などで違うが、死亡時には最大13課67種類の書類が必要で、コーナーを設置する以前は、手続に疲れて、明日また来ると帰ってしまったり、何枚書かせるのかと憤慨したりする方もおりました。 市長の公約に、利用者視点の窓口サービスの実施を掲げており、新しい視点で政策提言してもらう方針の下、2015年7月に若手職員11人による窓口プロジェクトが発足しました。窓口業務に焦点を当て、たらい回しゼロ作戦として、特に煩雑な死亡時手続に関して専用コーナーの設置を提案しました。コーナー設置の効果として、住民からは、コーナーがあって助かった、以前と比べて便利になったなど、遺族から感謝されることが増えたそうです。 その取組が全国に広がり、2018年、6自治体から、2020年で169自治体と、僅か3年間で約28倍に増えております。千葉県では、松戸市が今年開設、近隣ではお隣の千葉市緑区役所がモデル事業としておくやみコーナーを5月20日から開設しました。必要な手続を案内するほか、申請書の代行作成や書類などの受理をワンストップで行います。原則予約です。 本市においても、おくやみコーナーの設置は急ぐべき事業であると考えますが、市の見解をお伺いいたします。 ○副議長(小倉利昭議員) 板倉洋和市民課長。     (板倉洋和市民課長 登壇) ◎板倉洋和市民課長 お答えいたします。 現在、本市では死亡に伴う手続につきましては、死亡届が提出された際に、今後必要となる手続について取りまとめた案内文をご遺族の方にお渡ししてございます。 一部の先進自治体においてお悔やみ手続の専用窓口を設置し、取り組んでいることは承知しております。大切な方を亡くしたご遺族の方が、落ち着いて相談や手続ができる窓口が設置できることは理想であると考えておりますが、現状では専用窓口の設置や人員配置についての課題がございますので、他自治体の事例を参考に研究してまいりたいと考えております。 以上です。 ○副議長(小倉利昭議員) 引間真理子議員。 ◆引間真理子議員 ありがとうございます。 別府市では、住民のために何かできることはないかを探し、できることをやってみるという意識の下、業務改善を進めたそうです。そして、遺族の負担を軽減するために始めた取組が、職員の対応時間の短縮や固定資産税業務の効率化などの職員側の負担軽減につながり、一石二鳥の効果となりました。 国も1日にデジタル庁を発足し、行政の効率化やサービスの向上につながるデジタル改革を進めます。来月からはマイナンバーカードの保険証利用が本格スタートするようです。 日頃から窓口業務は忙しく、職員の皆様には感謝申し上げます。本市は、スペースの確保やおくやみコーナー設置は厳しい現状もありますが、先進事例を参考に、できることから窓口サービスをお願いいたします。 要望ですが、全国の自治体で「おくやみハンドブック」を作成しているところがあります。参考にしていただき、ふだん元気なうちからそれを読むことができれば、残された家族がしなくてはならないことを知ることになります。それも役に立つと思っております。ぜひご検討ください。 以上で私の関連質問を終わります。ありがとうございました。(拍手) ○副議長(小倉利昭議員) 以上をもちまして、引間真理子議員の質問を終結いたします。 暫時休憩いたします。そのままお待ちください。     午後2時17分 休憩-----------------------------------     午後2時18分 再開 出席議員 17名 欠席議員 1名でその氏名は次のとおり    北田宏彦議員 ○副議長(小倉利昭議員) 休憩前に引き続き会議を開きます。 続いて、上代和利議員の発言を許します。 上代和利議員。     (上代和利議員 発言席着席) ◆上代和利議員 皆様、こんにちは。会派公明党の上代和利でございます。引き続き、関連質問をさせていただきます。 時間もありますので、通告に沿って行わせていただきます。 まず、高齢者支援について伺いたいと思います。 本市においても高齢化率は上がっていると思います。大網地区、また増穂地区、白里地域の高齢化率と特養の入所待機者数の数についてお聞かせをください。
    ○副議長(小倉利昭議員) 鵜澤康治高齢者支援課長。     (鵜澤康治高齢者支援課長 登壇) ◎鵜澤康治高齢者支援課長 お答えいたします。 はじめに、各地区の高齢化率でございますが、令和3年8月1日時点で、大網地区は26.4パーセント、増穂地区は40.4パーセント、白里地区は43.4パーセント、市全体では33パーセントとなっております。 次に、特別養護老人ホームの入所待機者数でございますが、令和3年1月1日時点では71人でしたが、4月に季美の森地区に特別養護老人ホームが開設されたこともあり、7月1日時点では59人となっております。 以上でございます。 ○副議長(小倉利昭議員) 上代和利議員。 ◆上代和利議員 ありがとうございます。本市における高齢化率も年々上がってきています。高齢者支援は大事なことだと思います。担当課の皆様には大変にお世話になりますが、人生100年世代と言われる今、何とぞよろしくお願いをいたします。 次に、令和3年より第8期高齢者福祉計画がスタートしました。 そこで、第8期高齢者福祉計画と今後の重点政策についてお聞かせください。 ○副議長(小倉利昭議員) 鵜澤康治高齢者支援課長。     (鵜澤康治高齢者支援課長 登壇) ◎鵜澤康治高齢者支援課長 お答えいたします。 令和3年度から5年度までを計画期間とする第8期大網白里市高齢者福祉計画・介護保険事業計画につきましては、地域包括ケアシステムの推進を図るとともに、高齢者が住み慣れた地域で活躍できるまちづくり、介護が必要になっても安心して暮らせるまちづくりを目指して策定いたしました。 本計画の実現に向けましては、健康づくり、安心づくり、生きがいづくりの3つの基本目標を定め、施策に取り組むこととしております。具体的には、高齢者一人ひとりが健康で、その人らしく元気に地域で暮らせるよう、健康づくり事業や介護予防事業の充実を進めるとともに、地域の見守りや助け合いによる支援の取組として生活支援体制整備事業の推進を掲げております。また、高齢者数の増加に伴い、認知症高齢者も増加していくことが見込まれるため、認知症対策の推進として、認知症サポーターの養成や認知症予防活動のほか、新たにQRコードつきラベルシールを導入し、9月1日から配布を開始いたしました。 このほか、本計画の整備予定に基づき認知症高齢者グループホームの整備を進めており、現在、整備運営事業者の公募を実施しているところでございます。 今後も急速に進むことが見込まれる高齢化社会に対応できる仕組みづくりを推進するため、計画に基づいて各種施策に取り組んでまいります。 以上でございます。 ○副議長(小倉利昭議員) 上代和利議員。 ◆上代和利議員 了解しました。金坂市長の掲げた「住みたいまち 住み続けたいまち」のために、高齢者に優しい施策と周知のことをよろしくお願いしたいと思います。 次に、今後も高齢化が進む本市にとって、地域包括支援センターの取組の重要性は高まっていると思います。相談を通じて必要な人が必要な支援、サービスを受けられるようにする個別的機能から、多職種連携を通じた地域課題への対応という政策形成的機能まで、機能の強化を行いますとあります。 そこで、地域包括支援センターの過去3年の相談件数と今後の対応についてお聞かせください。 ○副議長(小倉利昭議員) 鵜澤康治高齢者支援課長。     (鵜澤康治高齢者支援課長 登壇) ◎鵜澤康治高齢者支援課長 お答えいたします。 地域包括支援センターへの過去3年間の相談件数でございますが、平成30年度は1,980件、令和元年度は2,290件、令和2年度は1,891件でございました。 令和2年度につきましては、新型コロナウイルス感染症の影響により来庁や訪問による相談が減少しましたが、年々相談件数は増加傾向でございます。 現在、本市の運営体制といたしましては、市役所内に直営の地域包括支援センターを1か所、在宅介護支援センターを委託により2か所設置し、相談、支援を24時間365日体制で対応しております。 今後につきましても、現在の体制を維持しながら機能強化を図ってまいります。 以上でございます。 ○副議長(小倉利昭議員) 上代和利議員。 ◆上代和利議員 答弁ありがとうございました。担当課の皆様には大変な業務だと思いますが、ご尽力のほどよろしくお願いをいたしたいと思います。 次に、少子・高齢化の進行により労働人口が減少していきます。そして、推計によると、23年度には約22万人、25年度には介護人材が32万人不足すると言われています。本市において、介護人材の確保についてお聞かせください。また、介護ボランティアについてもお聞かせください。 ○副議長(小倉利昭議員) 鵜澤康治高齢者支援課長。     (鵜澤康治高齢者支援課長 登壇) ◎鵜澤康治高齢者支援課長 お答えいたします。 はじめに、介護人材の確保に向けた取組についてでございますが、国では介護職員の処遇改善や離職防止、定着促進等の総合的な介護人材確保対策が講じられております。 本市における取組といたしましては、介護職員研修費用助成事業を実施しております。この事業は、介護職員初任者研修は5万円を、介護福祉士実務者研修は10万円を上限として研修費用の2分の1を助成するもので、申請後に市内の介護施設等に3か月以上就業することなどを条件としております。 次に、介護ボランティア活動についてでございますが、元気な高齢者が地域の介護施設等でのボランティア活動を通じ、社会参加することで地域貢献を行うとともに、高齢者自身の健康増進を図ることで介護予防につながることを目的とした活動でございます。 本市では、活動時間に応じてポイントが付与される介護支援ボランティア制度により介護ボランティア活動を推進しているところでございます。 介護が必要になっても住み慣れた地域で安心して暮らすためには、充実した介護サービスの確保が不可欠となります。元気な高齢者も含め、介護人材が将来にわたって確保され、介護サービスの質が維持向上されるよう、関係機関等と連携し介護人材の確保・育成や仕事の魅力発信など、各種施策に取り組んでまいります。 以上でございます。 ○副議長(小倉利昭議員) 上代和利議員。 ◆上代和利議員 よろしくお願いをいたします。大切な、大事なことだと思います。これも大変な業務ですが、一歩一歩進めていただければというふうに思います。 次に、高齢者の死因の第5位が肺炎と言われております。肺炎球菌ワクチンを接種することにより予防効果が認められている研究結果を紹介し、ワクチン接種による予防を進めるべきという新聞報道もございます。 そこで、本市における肺炎球菌ワクチン接種の対象者数と接種率、また対応、周知について等、お聞かせください。 ○副議長(小倉利昭議員) 齊藤隆廣健康増進課長。     (齊藤隆廣健康増進課長 登壇) ◎齊藤隆廣健康増進課長 お答えいたします。 対象者につきましては、65歳から100歳までの5歳刻みの方で、今まで肺炎球菌ワクチン接種を受けていない方及び60歳から64歳のうち身体障害者手帳1級程度で接種を希望する方でございます。昨年度の対象者は2,442人で、接種者数は566人、接種率は23.2パーセントでした。 周知につきましては、対象となる方々に本年4月、接種についてのご案内を通知したところでございます。また、市広報紙に毎月記事を掲載するとともに、啓発ポスターを市内公共施設や医療機関に掲示しているところでございます。 以上でございます。 ○副議長(小倉利昭議員) 上代和利議員。 ◆上代和利議員 ありがとうございました。昨年度もコロナ禍ですから、このくらいの人数だったんでしょうか、23.2パーセントということですが。 改めて提案ですが、肺炎球菌ワクチン接種というのは、知っている方もいると思うんですが、8,000円でございます。本当に今助成が2,000円あって、6,000円で接種ができます。これは任意ですけれども、高齢者の方にこの6,000円の負担は大きくないでしょうか。いろいろ財政上の問題もあると思いますが、山武郡市広域的に呼びかけていただいて、例えば助成を4,000円にして、負担がそうすると4,000円ぐらいになります。そうすると、高齢者の方への接種率向上にもなると思います。ご検討いただければ幸いでございます。よろしくお願いいたします。 次に、高齢者へのスマホ講座開設についてですが、これは私もまた令和2年12月議会においても質問させていただいたんですが、そのときに答弁は、他市町村の取組状況を調査研究してまいりたいでございました。 調査研究状況はいかがでしょうか。高齢化が進む本市において、情報発信をするツールとして必要ではないでしょうか。お聞かせをください。 ○副議長(小倉利昭議員) 鵜澤康治高齢者支援課長。     (鵜澤康治高齢者支援課長 登壇) ◎鵜澤康治高齢者支援課長 お答えいたします。 はじめに、郡内の取組状況でございますが、山武市では、令和2年度から高齢者向けのスマホ講座を生活支援体制整備事業の一環として実施しております。また、東金市では、今年度から社会福祉協議会の独自事業として開催を予定しておりましたが、新型コロナウイルス感染拡大の影響により延期していると伺っております。 社会全体のデジタル化が進む中で、国においては、本年6月からデジタル活用支援推進事業として高齢者のデジタル活用を支援する講習会を開始しております。内容といたしましては、スマートフォンなどデジタル機器を扱うことが苦手な高齢者を対象に、基本的な利用方法などを学べる無料講習会を全国の携帯電話ショップなどで開催するものでございます。 本市といたしましては、国の動向を注視しながらデジタル活用支援推進事業の活用も含め、スマホ講座について検討してまいります。 以上でございます。 ○副議長(小倉利昭議員) 上代和利議員。 ◆上代和利議員 ありがとうございました。 国においては、この9月1日にデジタル庁も発足されました。菅総理は、誰もデジタル化の恩恵を受けることができる、世界に遜色のないデジタル社会を実現したいという目標を掲げていました。そういう意味でも、高齢者に優しい施策は必要だと思います。ご検討をよろしくお願いいたしたいと思います。 次に、防災・減災について伺いたいと思います。 市民の皆様の利便性の向上や災害時の通信手段の確保を目的に、公共施設にWi-Fi配備についてお聞かせください。令和元年の19号台風においても、たくさんの市民の皆様が公共施設の避難所に避難をされています。本市も縦長の町ですので、中核となる避難所を公共施設にWi-Fi配備をすることで災害情報が得やすくなると思います。ご答弁をよろしくお願いします。 ○副議長(小倉利昭議員) 秋本勝則総務課長。     (秋本勝則参事(総務課長事務取扱) 登壇) ◎秋本勝則参事[総務課長事務取扱] お答えいたします。 Wi-Fiの導入につきましては、市民サービスの向上や外国人観光客の増加、災害発生時における詳細状況の把握や情報発信などの効果が期待されることから、公衆無線LANの整備は有効な手段であると認識しております。 公衆無線LANの整備につきましては、整備費のほかインターネット回線費が経常的に必要となることから、Wi-Fi機能付自動販売機を活用した整備を行い、農村ふれあいセンター、大網白里アリーナ、市営野球場、運動広場及び浄化センターの5か所に設置したところでございます。 避難所となる公共施設へのWi-Fiの導入は、災害時の通信手段を確保する上で有効となりますので、引き続きWi-Fi機能付自動販売機の設置など、公衆無線LANの整備につきまして検討してまいります。 ○副議長(小倉利昭議員) 上代和利議員。 ◆上代和利議員 よろしくお願いいたします。できることから検討していただきたいというふうに思います。よろしくお願いします。 最後に、避難所にコンテナハウス推進についてお聞かせをください。 新型コロナウイルスも感染急拡大でピークアウトもなかなか厳しい状況だと思います。感染された方には、謹んでお見舞いを申し上げます。また、一刻も早い回復をお祈り申し上げます。 そうした中で、災害はまたいつ起こるか分かりません。避難にあっては、避難所に行くにもちゅうちょしたりします。そういうとき、避難所にコンテナハウスは有効に思います。前にちょっとお話を聞きましたが、推進についてお聞かせください。 ○副議長(小倉利昭議員) 北山正憲安全対策課長。     (北山正憲安全対策課長 登壇) ◎北山正憲安全対策課長 お答えいたします。 市では、平成31年3月に三協フロンティア株式会社と災害時における避難スペース、居住空間の確保などを目的としてユニットハウスの供給に関する協定を締結しております。 現在のコロナ禍において、避難者の状況により既存施設の避難スペースの確保などが困難となった場合には、必要に応じてこの協定に基づく要請の検討を行い、避難スペースの確保に努めてまいりたいと考えております。 市といたしましては、避難所の確保に努めるとともに、市の指定する避難所だけでなく、安全な場所のご親戚やご友人宅などへの避難も検討していただくよう呼びかけているところでございます。 以上でございます。 ○副議長(小倉利昭議員) 上代和利議員。 ◆上代和利議員 ありがとうございました。よろしくお願いをいたします。 何度も言うように、災害はいつ起こるか分かりません。担当課の皆さんも、今できる最大の対策をされていると思います。市民の皆様に分かりやすく周知していただいて、市民の皆様の生命・財産を守るために、よろしくお願いをしたいと思います。 以上で、会派公明党の関連質問を終了させていただきます。ご答弁ありがとうございました。ありがとうございました。(拍手) ○副議長(小倉利昭議員) 以上をもちまして、上代和利議員の質問を終結し、公明党の関連質問を終結いたします。 暫時休憩いたします。 なお、午後2時50分から再開いたします。     午後2時39分 休憩-----------------------------------     午後2時50分 再開 出席議員 17名 欠席議員 1名でその氏名は次のとおり    北田宏彦議員 ○副議長(小倉利昭議員) 休憩前に引き続き会議を開きます。 次の通告者、新政ネットを代表し、石渡登志男議員の発言を許します。 石渡登志男議員。     (石渡登志男議員 登壇 拍手) ◆石渡登志男議員 皆さん、こんにちは。私は新政ネットの石渡登志男でございます。傍聴席の皆様方、あるいはインターネット中継をご覧になっている皆様方、誠にありがとうございます。ありがたいですね。心から感謝申し上げたいと思っています。 ある市民の方から、実は私宛てに1通のメールが入りましてね、それを本日はこの壇上にてお伝えしたいと思います。こんなメールです。 今日6月24日、このときですね。大網白里アリーナの接種に行ってきました。全てのスタッフが親切で、とても気持ちよく接種を受け帰ってきましたので連絡を入れました。 次に、概要といたしましてね、こんなことも書いてありました。14時、指定時刻の5分前に会場に入りました。入り口では係員の女性が検温、手の消毒が終わると、「14時の接種ですか、こちらにどうぞ」と会場内に案内してくれました。会場に入ると、係員が書類の確認と誘導、受付カウンターでチェックと書類確認、医師の問診への誘導、そして医師の問診、接種への誘導、医師による接種、待機時間約15分間の案内と接種後の体調管理についての説明、待機場所で待機、そして15分後、次回の予約、14時27分退室。 また、こんなことが書いてありましてね、どの場所でも一人ひとりに「お待たせしました」と声をかけていました。どの場所でも一人ひとりに「こちらへどうぞ」と誘導していました。全ての接種者に優しく親切な対応で、誰一人迷ったり不安を抱いたりした人はいなかったと思います。ぜひ何かの機会に、大網白里アリーナ集団接種会場の関係者はすばらしい対応だったことをお伝えください。 すばらしい対応ですね。この壇上から、よって言わせていただきました。 そしてね、「お待たせしました」と、こういう言葉はとても私はきれいな日本語だと。例えば役所の中でも「何番の方、どうぞ」、呼ばれて行きますね。「お待たせしました」「お待たせしてすみません」、たった一言でね、市民の気持ちは私はだいぶ変わってくるだろうと、そんな思いがあります。 実はもう一点、お伝えしたいことがあるんですね。 それは何かといいますとね、白里地区にありますあるスーパーが9月20日頃、閉店することになりましたね。地元のご利用者の方々がお店存続の嘆願書を出したという情報も入っています。もちろん店長にもご連絡が行ったようですね。 このスーパーがなくなりますとね、車のない高齢者の方々、車を使うことができない高齢者の方々は大変お困りになることが分かっています。白里地区は辺地一番の高齢化率でもありますね。 民間ですので、お店の閉店は仕方ない面もありますが、それでもこの白里地区にある唯一のスーパーでございました。昔は大変にぎわっておりましたね。だからこそ、ご利用者が少ない、本市の白里地区コミュニティバス、すなわちはまバスと地元のスーパーとが手を結び、それによりコミュニティバスの乗客も増やし、スーパーでの存続もできる限り延ばし続けていきたいという、そんな思いの下、以前そんな話を私はさせていただきました。要はやり方一つなんですね。そうしなければ、この地区のコミュニティバスやスーパーの存続も危ういのではないかと思ったからであります。 また、車等がご利用できない、ご使用できない住民の方々が、最後は一番困るわけでありますね。俗にいう買物難民にもなりかねません。車を運転することができない高齢者にとって、日常生活における食というその一角がついに崩れてしまいましたが、それでも今までこのスーパーは地元住民のために頑張ってくださったと、私はそう思っています。感謝以外にありませんね。 これにより、これからはますますコミュニティバス、すなわちはまバスの真価が問われるわけであります。最後にそれをお伝えいたしまして、これからいつものように発言席から一般質問を行いたいと思います。     (石渡登志男議員 発言席着席) ○副議長(小倉利昭議員) 石渡登志男議員。 ◆石渡登志男議員 本当は、一番最初は防災についての内容なんですけれども、今回は通告一覧とは順番を変えて質問を行いたいと思います。 先ほどお伝えしましたとおり、防災については一番最初だったんですけれども、3つ目の本市における新型コロナウイルス感染症について、ここから行いたいと思います。 本日も同僚議員からワクチン接種についての質問がございました。あしたも質問があるかと思います。よって、私はその本市の感染状況、これについてその詳細をお聞きしたいと思っています。 何でかといいますと、理由がありましてね、コロナの感染について市の状況がよく分からない、もちろん分からないようにしているわけじゃありませんね。本市もインターネット上に掲載されていますが、全ての方々がそこから情報を得ることは非常に難しいです。特に高齢者の方は難しいですね。よって、よく分からないよと、そんなことを言われる高齢者の方が実に多いんですね。 そこで、今回は4点について質問をしたいと思います。ただ、4つ全部1回に聞いてしまいますと非常に分かりにくくなりますので、2つずつに分けて質問をしたいと思います。 では第1番目、最新の市内における新型コロナウイルスの感染状況、状況内訳ですね。それと2つ目、令和2年4月から令和3年8月までの新型コロナウイルス本市感染者の月別発生状況、何人ですかということですね。これについてお聞きしたいと思います。 ○副議長(小倉利昭議員) 齊藤隆廣健康増進課長。     (齊藤隆廣健康増進課長 登壇) ◎齊藤隆廣健康増進課長 お答えいたします。 はじめに、最新の感染者数と療養先内訳についてお答えいたします。 市内の感染状況でございますが、9月2日現在、千葉県が公表している市町村別感染者状況内訳から申し上げますと、感染者数は154人でございます。 療養先の内訳といたしましては、入院中が13人、自宅療養が134人、ホテル療養が3人、調整中が4人でございます。 続きまして、令和2年7月から令和3年8月までの感染者の月別発生状況についてお答えいたします。 感染者の月別発生状況についてですが、本市で初めて感染が確認されました令和2年7月から令和3年3月までの令和2年度中の感染者数は111人でございます。令和3年度におきましては、4月から6月までの3か月間で32人、7月では43人、8月には222人であり、合計297人となっている状況でございます。 なお、昨年7月から本年8月末までの累計の感染者数は408人でございます。 以上でございます。     (「では、次に3つ目としまして……」と呼ぶ者あり) ○副議長(小倉利昭議員) 発言者。 石渡登志男議員。 ◆石渡登志男議員 新型コロナウイルス感染症の本市年代別発生状況、これ人ですね。それから4つ目、意外とね、分かっているようでよく分からないというのが陽性が判明したときのその後の流れがどうなっていくのか、それについてお聞きしたいと思います。 ○副議長(小倉利昭議員) 齊藤隆廣健康増進課長。     (齊藤隆廣健康増進課長 登壇) ◎齊藤隆廣健康増進課長 お答えいたします。 8月末現在における感染者の年代別発生状況について、無症状の方を含めた患者数を10歳刻みで申し上げます。 10歳未満の感染者は30人、10代が43人、20代79人、30代60人、40代62人、50代67人、60代30人、70代20人、80代以上の方が17人となっております。 続きまして、陽性が判明したときのその後の流れということでございます。 陽性が判明した後の流れでございますが、一般的な例で申し上げますと、陽性と診断された場合、保健所が陽性者の症状に応じて自宅療養や病院への入院、またホテルへの宿泊など療養先の調整を行ってございます。療養期間中は療養先で過ごしていただき、療養期間が経過した際は退院及び退所等が可能となりますが、その後も手洗いや手指消毒及びマスクの着用等、一般的な衛生対策を徹底していただくとともに、毎日体温測定を行うなど、健康状態を確認していただくこととなります。 以上でございます。 ○副議長(小倉利昭議員) 石渡登志男議員。 ◆石渡登志男議員 ついついね、すぐしゃべるくせがあるもんですから、先ほどは大変失礼いたしました。 私は議会だよりにもこういったことを掲載しましてね、多くの市民の皆様方にお伝えしていきながら、感染予防、なかなか難しい問題でありますけれども、より一層のご注意をお願いしたいと、こう思っています。それが今回の質問の大きな狙いの一つでもあります。 また、私は市独自の対策も本来講じていくべきではないかなと。市民の皆様方には、防災・減災及びコロナウイルス感染症については、命を守ることにつきましては、安心・安全をとにかく最優先で市は市民に提供すべきだと思っています。 現実ね、よく考えている自治体は既にもう行っているんですね。例えば東京都の港区、区民のために区独自の対策をいち早く実行に移しています。どういったことをやったかといいますとね、酸素ボンベ等を活用した自宅療養者への緊急支援です。これは皆様方もご存知のとおり、自宅療養になる方が非常に多い。そして急変してしまう、こういったことが大きな要因なんでしょう。 例えばこんな感じです。新型コロナウイルスに感染して入院待機中の自宅療養者に、地域の医療機関の判断により迅速に酸素投入を行うことができるよう、港保健所が独自に酸素ボンベ20本と呼吸同調器10台、酸素濃縮器2台を確保し、貸与する取組を8月30日から開始しています。これは23区で初めての取組です。区は地域の医療機関と連携し、自宅療養者の支援を積極的に実施していきます。こういう感じなんですね。こういったことは大変すばらしいことではないかと思っています。おそらく他の区も、今後どんどん拡大していくのではないか。 ということは、国や県からの指示を待つだけではなく、住民の命を守るため、自治体独自の支援策があってもいいんじゃないかなと。 その一つとしましてね、ネーザルハイフローというコロナ新療法の導入。もちろんこれだけじゃなくして、どういうものかといいますとね、あまり知られておりませんけれども、中等症以上の患者に対して使用します。中等症というのは、よく調べていったら1と2があるんですね。テレビの分類では、中等症というだけですけれども、1と2があるんです。重症化を防げる新療法であるんですね。簡潔に言えば、鼻に差し込んで濃度調整をしながら酸素を加湿加温し、呼吸よりも早いペースで送ることができる新しい呼吸療法です。ネーザルハイフロー自体は以前からありますが、コロナ感染中等症の方にはこれにより高い精度の酸素を投与可能となり、重症化を防げる。感染者だけではなく、医療現場の負担も軽減できるという大きなメリットがあります。 もちろん注意点もありますよ。鼻から行うため、使用者の口はそのまま、ということは院内感染のリスクが高まりますので、患者にはマスクをつけていただくなどの対応も求められる。また、陰圧室、要は室内の空気や空気感染のあるウイルスを外部に流出させないよう気圧を低くして行う病室のことであります。何か内蔵されたヘパというのがあるらしいんですけれども、そのフィルターが全てのウイルス等を吸着し、室内を換気してくれるものが推奨されているようでありますね。 この新療法は世界各国に今急速に広がっています。厚労省も、この5月より新型コロナ診療手引にも追加しましたので、導入している病院も増えていると言われています。 また、これ助成金も出るんですね。医療機関が入手しやすくなっています。 今のところ、何とか数が足りているようでありますが、感染が広がっていけば、その数は確保が難しくなると。 大網病院でも導入していただきまして、できればね、市民の命をとにかく守ってほしい。大網病院はこの9月1日より、通常の診察業務発熱外来及び新型コロナワクチン接種業務と並行し、コロナ病床を9月1日付で新たに開設しましたね。私たちは、市民の重症化を何としてでも避けなければいけません。市独自の対策も検討していただきたいと思っています。 そして最後にね、あるクリニックの医師がこういうことを言っているんですよ。NHKが先にユニークな解説をしているんですけれども、一般の人のコロナ感染症の症状に対するイメージは、軽症は風邪程度だろうと、中等症は息苦しいと、重症は入院が必要なんだろうと。ところが、医師の観点からすると、これ全然違っちゃうんですね。軽症は取りあえず酸素投与は要らない、中等症、肺炎によって多くの人が人生で最も苦しい経験をすることになるだろうと。重症、助からないかもしれない。先ほどお伝えしました医師のイメージのほうが現実に近いのかもしれません。 ですから、やはり私たちはこういったことも考えながら、中等症の人が重症化に陥ることのないように。これ実はね、ユーチューブに載っています。医師の解説がありましてね、ネーザルハイフローというもので、ぜひ検索してみてください。動画下に「コロナ新療法「ネーザルハイフロー」現場の医師解説(2021年8月11日)」という言葉がありますので、その動画がそうです。 その効果に驚くと思います。スマホでもパソコンでも見ることが可能になっていますのでね、ぜひこういったものを見ながら、結構効果が高いんだなと、世界各国が導入に踏み切っているその背景が実は分かるのではないかと思っています。 こういったことをお伝えいたしまして、2つ目の質問に入りたいと思います。 2番目の質問は、防災対策であります。 陸閘、扉ができましてね、非常によかったですね。市民の安全・安心がより一層高まったと、非常に吉報です。喜ばしいことであると思います。 これ扉、津波が来るとき閉まりますでしょう。そうしますと、海沿いにいる方も中に取り残されるかもしれません。じゃ、その方どうするんだという問題になっちゃうんですね。 当然津波がやってくるということになれば、死に物狂いで逃げなきゃいけませんね、内陸部に。中央海岸のところには、実は皆さん方もご承知のとおり非常階段があります、唯一。ほかにもあるんですけれども、ほかは非常階段じゃないらしいみたいですね。そこの非常階段上っていくんですけれども、これがね、この階段がすごいですよ。何がすごいかといいますとね、まず奥行きがない。すごいもの造っちゃいましたね。それから、高さがあります、それなりにあります。極端に高いわけじゃないんですよ。私みたく足の短いような人間はね、腹の出ている重たい人間というのは、それ上っていくの大変なんですよ。一般の人も大変です。上れば分かります。ちょっと危険性があるなと。 津波がやってくるかもしれない、後ろからというときに、がっと来るかもしれないと思ったときに、さあ逃げられるぞ、ここだと思って行って、皆さん方が殺到します。そんな変てこりんな階段を造ったんですね。そこを、たたたと上っていったら、上の人が落っこちてきて、下の人もみんな巻き添え食らうと。津波で亡くなる前に骨折、打撲で下に落ちると。どうも私はね、あの階段を造った理解に若干苦しむんですよ。 でね、解決方法ありますかと。いや、あると思うんですね。新たに造り直しをしてくださいというんじゃないんですよ。もう造ってありますでしょう。一体何したらいいのか。これは6月20日の説明会のときにもあったんですけれども、結局ね、手すりがあることによってだいぶ変わるんですね。コンクリートは横の壁にありますから、そこの壁に手すりをつけてもらうだけでだいぶ違いますね。ですから、こういった手すりをね、ぜひ市側が県側と協議しましてね、早めに設置していただきたいなという思いがあります。それについて市の考えはいかがですか。 ○副議長(小倉利昭議員) 林 浩志建設課長。     (林 浩志参事(建設課長事務取扱) 登壇) ◎林浩志参事[建設課長事務取扱] お答えいたします。 白里海岸中央入り口に設置された陸閘につきましては、陸閘の扉が閉鎖された際に取り残された海岸利用者を想定し、避難用の階段が設置されております。階段の手すりの設置につきましては、千葉県から当初より設計で見込んでおり、設置すると伺っております。 ○副議長(小倉利昭議員) 石渡登志男議員。 ◆石渡登志男議員 6月20日から、はやもう少しで3か月近くになりますかね。いつやってくるか分かりませんね。ましてや今はもうこの時代、こういったコロナ禍の時代で人々が大変な思いをしているさなかにおいて、これでこういった地震、津波がやってきますとね、本当にもう壊滅的になっていってしまう。そういった意味でね、一日でも早く何とか対応していただければと思います。 防災については、その質問だけにとどめます。 3つ目に入ります。これは今後の夏期観光についてであります。 今の日本は、いや世界においても同様だと思うんですけれども、コロナ禍の終息がなかなか見えてきませんね。「しゅうそく」という字は終わりって、そちらの意味のね、制圧ができていないということですね。かなり厳しいかもしれませんけれども、収束、もう一つの「しゅうそく」ね、状況がだいぶ落ち着き、事態が収まってくるという字の、収まるという字のほうであります。今後もかなり時間がかかると思います。 でも、いつか必ずそういうときがやってきますね。ただ、今は現実、その微塵すら見えない状況になっています。そういう中において、いつか再開される本市の夏期観光についてどのように考えているかはとても大事なことだと私は判断しています。まさにこの時期から真剣に考えていく必要があるだろうと。 7月の広報でも、市の広報において市長の事務報告、実は9月の事務報告の中にもありましたね、夏期観光というタイトルでね。この中で夏期観光の要である白里海水浴場を開設したいという思いから、関係者の皆様とともに開設に向け努力したところでございますが、残念ながら、やはり緊急事態宣言とかね、こういったものが延長され、まん防、防止重点措置が延長され、その後の状況についても明確な見通しを立てられないことから、安全・安心を第一に考え、本市も本年も開設を見送ることにいたしました。仕方ないと思いますね、これはね。当然の結果でしょうと。 今後、アフターコロナを見据え、新たな観光情報マップ、パンフレットの作成やデジタル博物館を活用したと、これ4月にはっきりと書いてありました。こういった観光客の誘致に向けた取組を進めてまいりたいと、このように書いてありましたね。 夏期観光の要というのは、もう白里海水浴場なんですよ、大網白里市の場合は。ここにいかに来ていただくかということが、これ市長の事務報告にも書いてあったとおりであります。これを食い止めるため、2013年9月議会にて、私はいろいろとお伝えしました。これに対するこのときの市の回答は、こんなことを言っていました。集客に努めるべき市観光協会によるイベント、親子アジのつかみ取りを今年は2回開催し、大変好評でありました。今後も市観光協会と協力し、新たなイベントの開催も視野に入れながら、観光客の誘致、白里海岸のイメージアップを図ってまいりたいと考えております。 この答弁を受けて、私はこんなことをお伝えいたしました。提案したんでありますね。まず、お客様の満足度をしっかりつかむべきじゃありませんかと。例えば施設内の環境や認知度はどうですかと。大網白里市の海水浴場の認知度になります。全体の満足度はどれぐらいですか。あるいは苦情等はどんなものがありますか。こういったアンケート調査をしっかりと取りながら、それを生かしていく。また、若者と家族連れにターゲットを絞り、子どもを対象にしたミニ縁日、イルミネーション、サンドアート、あるいはプール上にあるような滑り台、これ砂浜です、に設置する。海の女王や海の王子様のコンテストなど、こういったものもいろいろありますね。このときには言っていませんが、コスメショップについても何だか言った記憶があります。 海の家の関係者の方とお話をさせていただきましたけれども、これ以外にいろいろあるんでしょう。市がもっと積極的に関係団体と協議しながら対応していかないと、なかなか今後はなお一層増えていかないだろうと。これがどんどん衰退していけば非常に寂しくなってきますね。やっぱり活気のあるところはそれなりのものがちゃんとあるんですよ。活気のないところはやはりそれなりなんです。アジのつかみ取り以外にいろいろなイベントを仕掛けていきまして、海岸地域、あの周辺一帯の活性化や活力を生み出していってほしいと私は思っています。 じゃ、その後、どういったことになりましたかと、こうなるんですね。これといった大きなイベントを仕掛けるのでもなく、その結果、この質問をしたときの本市海水浴、平成25年の入り込み状況の約12万人弱だったものが、その後約9万人台に落ち込んでいきました。平成22年度には15万3,000人もおりました。確かにレジャーの多様化というのはありますね。これは否定できません。でも、本来海が持っている魅力を開花させていくことにより、また海水浴はあまりお金がかからないレジャー、本来なら不況にも強いですね。有効なる手を打たなければこのような状態になる。ですから、2013年に提案して強く訴えた次第であります。 本市だけではなく、各海水浴場も来年度以降、開設できても、入り込み数の大きな減少は免れません。何か手を打たなければ、さらにその打撃は大きいでありましょう。本市の海水浴場は、都心から非常に近い、地理的有利性があるんですね。でも、これを生かせないまま実は衰退していった。もっと言うならば、この質問時にこういった手を打っていただければ、違う結果になっていただろうと。 では、ここで質問いたします。あくまで新型コロナウイルス感染の終息が見られたという条件はつきますけれども、夏期観光の要である白里海水浴場について、入り込み数を今後増やしていくための市の考え方をお聞きしたいと思います。 ○副議長(小倉利昭議員) 飯高謙一商工観光課長。     (飯高謙一商工観光課長 登壇) ◎飯高謙一商工観光課長 お答えいたします。 夏期期間中の白里海岸では例年、海開き式には宝探し、海の日には親子アジのつかみ取り、さらには大網白里の花火など、各種イベントを開催しているところでございますが、本年度はコロナウイルス感染拡大により、昨年度に引き続き海水浴場を開設せず、イベント等の開催も見送ることといたしました。 新型コロナウイルス収束後には、再び市内外からの多くの来誘客にお越しいただき、楽しんでいただけるよう、観光協会や海の家連絡協議会と連携し、工夫を凝らしたイベントを開催するなど、これまで以上に観光客の誘致に努めてまいりたいと考えております。 以上でございます。 ○副議長(小倉利昭議員) 石渡登志男議員。 ◆石渡登志男議員 そうなんですね、そのとおりなんです。いろいろなイベントを行いましてね、必ず結果はきっちりと出てくると。お客様を集めるためのイベントをしっかりと対応すれば出てくると私は思っています。 そして、実は今年もちょっと海見に行ったんですね。房総の海を見に行ったんです。8月の頭ぐらいから緊急事態宣言が出ましたのでね、どこも行っていませんでしたが、その前に見に行きました。やっぱりね、結構ほかがやっていない分、にぎわってはいましたよ。ただ、いろいろなものを仕掛けながらね、やっぱりこういったものを仕掛けながら、何としてでもね、白里海岸、海水浴場、増やしていただきましてね、面白いじゃないかと。 私、前も言ったことあるんですけれども、白里海岸って、他の自治体に怒られちゃうかもしれませんけれども、一番すばらしいところですよ。広々していてね、一番集めやすいところですよ。都心に、さっき言ったとおり近いでしょう。だったら、もっともっとほかの、勝浦市なんかすごいですけれども、ほかの自治体に負けないよう、うわ、白里海水浴場には手も足も出ないね、ちょっと真似してみようかねぐらいのあれがありますとね、きっと活気よく私は行くんではないかなと。ぜひそういったことを市側にお願いしたいと思います。 時間も限られますので、あとは関連質問があるんですね。近年の大雨による冠水対策、4番目にあります。これは小中川や、あるいは金谷川の河川の氾濫などもあり、冠水もありますね。それ以外でも至るところにやはりあるんですね、排水路なんかね。こういったことについて、堀本議員のほうから質問いたしますので、よろしくお願いできればと思います。 それからあと、白里海岸公園、返還を次々に行っているみたいでありますが、ご利用者はあまり見ないんですね。私、何回も何回も行って見てきたんですけれども、あの後、やっぱり非常に少ないんですね。子どもの数もだいぶ減ったものですから、なおさらなのではないかなと思っています。こういったことにつきましても質問をいたしますので、よろしくお願いいたします。 それから、6番目の波乗り道路脇の市道について、砂が結構どんどんね、堆積してしまうんですよ。これもやっぱり大きな問題ではないかと思っています。 そして、7番目の白里海岸の侵食対策。これね、私が小学生のときに、実は豊海海岸に、おじさんが、登志男、お前行くところないだろうと、じゃ、民宿借りたからそこで1か月海でも遊んだらいいんじゃないかということで行ったことがありましてね、海岸がかっと広くて気持ちよかった。とにかくはだしで歩けない、海までね、中まで。もう熱くて熱くて歩けない。今はそんなことありませんね。 20代前半にも実は海に行きました。これは白里海岸に行きました。まだ砂浜、まだありましたね、結構ね。そして、大網に住んでから三十数年たちましたけれども、その当時、いろいろなところ見に行ったんですよ。それで私はね、大網が一番すてきだなと思ったの。どこよりもすてきだと。海もあるし、平地だし、いいところだなと思って、実は大網のほうに住んだわけでありますけれども、今は砂浜がかなり減少しましてね、ちょっと歩けばすぐ砂浜。海の家は波をかぶってしまう。大変な状況になってきています。 このままでいけばどうなるかということなんですね。きっとこうなっちゃう。かつてこの地には、白里海岸という風光明媚なところがございました。夏にはたくさんの海水浴客でにぎわっておりました。今はその面影をただ残すだけであります。そんな石碑が建ったら、やっぱりいけませんね。 私ね、ちょっと九十九里浜のほうの、自治体名言いませんけれども、ある自治体の海のところ行きましたらね、もう侵食が激しくてコンクリートなんです、そこ。海なんです、もう、向こう側ですね、向こう側は海。かつてはそんなことなかったんですよ。それほど侵食がやっぱり激しくなってきたということであります。 それについて、関連質問で令和2年4月に策定された九十九里浜の侵食対策計画がありますが、その中で白里海岸の対策は中里、一松海岸の状況を見て汀線の後退が著しくなった場合検討するとありますが、当局の考え方はどうですかという、このような関連質問がございます。 白子とか長生村の海岸に行きまして思うのはね、本当に減りましたね、砂浜が。もう場所によっては、白子なんかはコンクリートで固めて、そしてその下まで何か打っているんでしょう。でも、両脇からどんどん砂浜がえぐれちゃっている状態ね、だからもう待ったなしの状態に来ているのかなという、そういう思いも実はあります。 少し早いですが、私の代表質問はこれぐらいにいたしまして、これから堀本議員の関連質問を行いたいと思いますので、執行部の皆様方のよき回答をお願いいたしまして、私からの代表質問を終了したいと思います。 以上です。(拍手) ○副議長(小倉利昭議員) 以上をもちまして、新政ネット、石渡登志男議員の代表質問を終結いたします。 暫時休憩いたします。 なお、午後3時45分から再開いたします。     午後3時29分 休憩-----------------------------------     午後3時45分 再開 出席議員 17名 欠席議員 1名でその氏名は次のとおり    北田宏彦議員 ○副議長(小倉利昭議員) 休憩前に引き続き会議を開きます。 新政ネット、堀本孝雄議員より関連質問の通告がありますので、これを許します。 堀本孝雄議員。     (堀本孝雄議員 発言席着席 拍手) ◆堀本孝雄議員 こんにちは。新政ネットの堀本孝雄です。 本日最後の質問となります。よろしく40分間、お付き合い願います。 私は今回、4つの質問をさせていただきます。 早速ですが、通告にあります大項目4の冠水対策についてお伺いします。 午前中の土屋議員の質問と排水のメカニズム、大いに関係ありますので、メカニズムについては少々省略させていただきます。 まず、項目1の飯岡一宮線県道脇の排水路のことであります。 この排水路は、排水路の護岸は老朽化が激しく、隣接する住民から多くの設備希望があるところから、今現在順次整備されているところであります。しかし、市街化区域内の東西からの雨水等がこの排水路に集まり、北は真亀川、南は堀川に排水されるところは午前中の排水メカニズムの説明にあったところでございます。 そういう街区域内の東西のマンホールセキの冠水などは、この雨水の排水路に集まることから、流下能力が現在大いに低下しているところであります。 そこでお伺いいたします。この排水路の整備状況と今後の整備計画があれば教えていただきたいと思います。 ○副議長(小倉利昭議員) 林 浩志建設課長。     (林 浩志参事(建設課長事務取扱) 登壇) ◎林浩志参事[建設課長事務取扱] お答えいたします。 主要地方道飯岡一宮線、通称産業道路道路脇の排水路につきましては、千葉県が事業主体となり、平成23年度から測量調査や基本設計を実施し、平成27年度から老朽化が著しい箇所について順次改修工事を実施しております。 今後の整備につきましては、千葉県に計画的な事業促進を図っていただくよう要望しており、県からは早期改修に取り組んでいくと伺っております。 ○副議長(小倉利昭議員) 堀本孝雄議員。 ◆堀本孝雄議員 今ほど、ありがたいご回答がございました。県にお願いすることなので、この点は粘り強く、また強く要望していっていただきたいと思います。 排水路というものは、皆さんご存知なことと思いますが、体系的に整備されなければ、当然流下能力含めて低下するものでありますので、ごく悪いところだけ整備し、はい終わりですというものではないと思いますので、よろしくお願いいたします。 さて、項目2、波乗り道路脇の排水路、3の通称枝川から真亀川排水ポンプ場に至るまでの整備状況と今後の整備計画を併せてお尋ねいたします。 ○副議長(小倉利昭議員) 林 浩志建設課長。     (林 浩志参事(建設課長事務取扱) 登壇) ◎林浩志参事[建設課長事務取扱] お答えいたします。 最初に、通称波乗り道路脇の市道に隣接する排水路につきましては、昭和50年代後半から昭和63年にかけ、市が千葉県の補助金を活用し、事業区間約3.3キロメートルの排水路と排水機場2か所の整備をいたしました。 今後の整備につきましては、改修の予定はございませんが、状況に応じて堆積している土砂の撤去や清掃等を実施し、排水機能の維持に努めてまいります。 次に、通称枝川池から二級河川真亀川に至る排水路につきましては、事業計画区間約960メートルのうち下流側を第1期整備区間として、平成28年度に測量調査や基本設計を実施し、翌29年度から工事着手し、昨年度までに114メートルの水路改修を実施したところでございます。 今後の整備につきましては、今年度も工事を予定しており、引き続き、冠水等の軽減に努めてまいります。 ○副議長(小倉利昭議員) 堀本孝雄議員。 ◆堀本孝雄議員 通称枝川から真亀川排水ポンプ場に至るまで残り800メートル、順次やっていただけるということで、少々安心しているところでございます。 先ほども、排水路というものは体系的にやらなきゃいけないものでありますから、今幾ら財政が大変だということで、毎年毎年少しずつやっていただきたいと思います。 この、課長、2か所は、どうしてもやっぱりこの前の大雨、その前の雨でもみんな道路も冠水するような状況なものですから、一どきにやるというのも大変だと思いますので、順次、ひとつやっていただきたいと思います。 枝川から真亀川の、私もそのときにどうして下流からやるんだと、もう少し詰まってくるところからやったらどうだかと言ったら、いや、こういう排水路は下流からやるものが常道であって、なかなかそういう順序よくやるものですよと言われましたものですから、その後、工事がちょっと止まっていたものですから、私は今回質問をさせていただいたものですから、これひとつ、この波乗り道路脇の排水路と同時に、また2つもよろしくお願いいたします。 次に、大項目5、白里海岸公園についてお尋ねいたします。 項目1、海岸公園19か所のところ、当初計画案では利用頻度の少ないところから5か所を廃止、返還するとありましたが、現在の状況を教えていただきたいと思います。 ○副議長(小倉利昭議員) 織本慶一都市整備課長。     (織本慶一都市整備課長 登壇) ◎織本慶一都市整備課長 お答えいたします。 白里海岸公園につきましては、利用者の減少や施設の老朽化が著しいことから、19か所ある公園のうち全体面積約2割に相当する5公園を廃止して、国に返還する方針案を取りまとめ、地元地区代表の方々とも意見交換を行いました。 この意見交換の場においては、廃止を検討している5公園以外にも利用の少ない公園を廃止し、公園の機能を充実してはどうかといったご意見や、昔は公園があったところに防砂林が広がっていた、松林の保全を図ってもらいたいなどのご要望をいただきました。 これを受け、19か所全34区画ある公園のうち、全体面積の約3割に相当する15区画を返還し、残る公園の管理方法などを定めた新たな方針案を取りまとめ、地元地区代表の方々との意見交換やパブリックコメントを経て、本年4月に白里海岸公園の在り方を決定したところでございます。 国に返還することとした公園の協議状況については、千葉県自然保護課及び関東財務局と協議を行っているところであり、関東財務局からは、返還後に支障となる一部樹木の伐採、防護柵の撤去など、原状回復の条件が示されたことから、必要な経費を今議会の補正予算案に計上させていただいたところでございます。今後、原状回復工事が完了した上で国と返還手続を実施し、今年度中の返還完了を目標に事務を進めてまいります。 ○副議長(小倉利昭議員) 堀本孝雄議員。 ◆堀本孝雄議員 私、当初、5か所の先にこの案ですね、いただいたものですから、通告には5か所ということで通告させていただいたんですけれども、34区画の中の19か所という解釈でよろしいですね。     (発言する者あり) ◆堀本孝雄議員 はい、そうだそうです。 この15区画、今回の補正にも載っているんですけれども、いま一つ公園の在り方について、この19か所の中にどうも私は廃止基準について、ちょっと住民の方からも言われたこともあって、これを今回質問として持ってきたんですけれども、当初のこの白里公園の在り方についての案の利用頻度の点について、点数がついていますよね。つきましたですね、この点数が、当初ね。どうしても、例えばナンバー1、2の四天木の公園、点数78点のところ、76点。ナンバー13の南今泉運動公園は85点。これは区画は分かれているんですけれども、高得点のところは廃止になっているわけですよね。このへんがちょっと違うんじゃないかというふうな面で、やっぱりこれを見た人が言っているわけですよ。 それでまた、ナンバー16、北今泉、南汐浜の緑地広場が廃止、返還の予定になっておりますけれども、今現在、松が植林、植わっていたのが伐採になっているんですよね。近隣の人は、せっかく松が植わっていて砂の漂砂、砂が多少なりともそういう防風林として機能しているのに、何で伐採しちゃったんだよというのを私もそこで苦情を受けた、苦情というより話を聞いたものですからね、このへんはちょっとなかなか詳しいあれはまだ聞いていないんですけれども、このへんはまだ通告はしていませんけれども、そのへん何か事情がありましたでしょうか。もし分かれば教えていただきたいんですけれども、分かりますか。 通告していないから細かいのはちょっと分からないと思うので、またひとつこういう……、分かりますかね。じゃ、ちょっとお願いします。 ○副議長(小倉利昭議員) 織本慶一都市整備課長。     (織本慶一都市整備課長 登壇) ◎織本慶一都市整備課長 お答えします。 当初19か所ある公園のうち、全体面積の2割に相当する5公園を廃止したということは、先ほど議員おっしゃったとおり、点数をまずつけて廃止する公園を決めたわけなんですけれども、それで、地元の方々と意見交換をした中で、要は5公園以外にも少ない公園を廃止して集約してはどうかというご意見をいただきました。 それと、昔、松が植わっているところもできるだけ残していただきたいというご意見を、提案をいただいたものですが、点数つけではなく実態がある、実態というか、公共施設とかがあるところとかポンプ場があるところがありますので、そういう現状で廃止するものと返還するものを決めさせていただいて、19か所の全34区画ある公園のうち3割に相当する15区画を返還するという変更案を定めまして、また再度意見交換やパブリックコメントを実施したというのが経過でございます。 ○副議長(小倉利昭議員) 堀本孝雄議員。 ◆堀本孝雄議員 分かったような、分からないような……。 でも、いずれにしても、区長はじめ住民の皆様のご意見を聞いたり、またパブリックコメントをして、こういうものを決めたということであれば、今さら何を言ってもというより、決まったものですから仕方ありませんけれども、どうしても私、ここの国有地の返還というのは後世に残る取り返しのつかない、ただ返せばいいというものじゃなくて、取り返しのつかないものだと思っているんですよ。地元にいればね。 そうすると、多分パブコメなり話合いの中で植林して環境面、まちづくりの面で、植林して管理していったほうがいいんじゃないかというふうな意見も出たというふうに聞いておりますので、今後こういう返還を含めてやるときには、十分対処をお願いしたいと思います。 それでまた、廃止公園を返還したら、国はこの廃止された公園、返還された公園をどのように維持管理していただけるわけでしょうか。今までは市のほうでこの改修を800万ですか、総額800万で委託したわけですけれども、今後、国はどのようにこういうものを維持管理、管理していただけるような話になっておるんでしょうか。もし分かれば教えていただきたいんですが。 ○副議長(小倉利昭議員) 織本慶一都市整備課長。     (織本慶一都市整備課長 登壇) ◎織本慶一都市整備課長 お答えいたします。 返還後の土地の維持管理方法について関東財務局に確認しましたところ、年2回の除草作業を実施し、作業範囲は敷地全てではなく、隣接地へ影響を及ぼす範囲のみ行うとのことでございました。 また、昨年第4回定例会で提案がありました防風林の再生のための民間ボランティア等による松苗の植林について伺ったところ、関東財務局管理下において植林は困難という回答でありましたが、返還した土地を林野管理部局が取得すれば、植林は可能ということでございました。 返還後の影響につきましては、市として自然公園の維持管理費を低減できる財政上の利点がありますが、関東財務局が実施する草刈り作業の頻度及び範囲の減少による雑草の繁茂により近隣への影響が懸念されます。その際には、関東財務局へ土地の適正な管理をお願いしてまいります。 ○副議長(小倉利昭議員) 堀本孝雄議員。 ◆堀本孝雄議員 今ちょっと聞き逃しちゃったことなんですけれども、これ関東財務局の管轄の国有地をどこかの部局に移すと、ある面で植林も可能ということでしょうか。 ○副議長(小倉利昭議員) 織本慶一都市整備課長。     (織本慶一都市整備課長 登壇) ◎織本慶一都市整備課長 関東財務局の管理下では植林は困難という回答でございましたけれども、返還した土地を林野管理局、木とかそういうものを管理している部署ですね、そういうところが取得すれば植林は可能ということでございました。 ○副議長(小倉利昭議員) 堀本孝雄議員。 ◆堀本孝雄議員 ちょっとしつこく申し訳ないですが、私が心配しているのは、関東財務局の国有地になると、いわゆる管理は額縁管理ですよね。額縁管理で、真ん中残して周りだけ刈るというのは聞いているんですけれども、林野管理部に現在移すような、それは可能なんでしょうか。その点、なかなか容易ではないと、今、課長、そういうふうに思いますか、それとも状況によっては、お願いによっては林野管理部に移行することもできるでしょうか。何かそのへんの感想を、感想というより思いをちょっと教えていただきたいと思います。 ○副議長(小倉利昭議員) 織本慶一都市整備課長。     (織本慶一都市整備課長 登壇) ◎織本慶一都市整備課長 県等の林野管理部局との話合いというのもまだ行っていませんので、ちょっとどういう感触かというのは、すみませんけれども分かりません。すみません。 ○副議長(小倉利昭議員) 堀本孝雄議員。 ◆堀本孝雄議員 このへんはまだ相手のあることで大変でしょうけれども、ひとつ返還後のものを植林しつつ、白砂青松というと言葉があまりにもあれですけれども、まちづくりの一環として防風面、そういうものも、環境面も含めて国有林をひとつ、今後いい方向に持っていっていただきたいと思います。 一旦返還した後、これ後世に残ってもどうしようもない、取り返しのつかないものであるので、このへんをひとつこの作業を、努力していっていただいて、このよい海岸公園を造っていただきたい、よろしくお願いいたします。 次に、北今泉の県有林、これは今ご存知のように、非常に管理が悪く、なかなか付近の住民も何とかしてくれよというような話が出ているんですけれども、県はその県有林に対してどのような整備方針、また整備予定がありますか。よろしくお願いいたします。 ○副議長(小倉利昭議員) 大塚 好農業振興課長。     (大塚 好農業振興課長 登壇) ◎大塚好農業振興課長 お答えいたします。 北今泉県有林につきましては、海岸から飛んでくる砂や津波、塩害などから農地や住宅地への被害を防ぐことを目的とする防災林として千葉県が管理をしております。 この県有林の維持管理について千葉県に確認しましたところ、県有林に隣接する民家や道路の通行の支障とならないよう、境界沿いの草刈りを毎年1回行っているとのことでございます。 また、今後の整備でございますが、状況に応じ、枯れて空き地となった部分の植林を実施していくと伺っております。 以上でございます。 ○副議長(小倉利昭議員) 堀本孝雄議員。 ◆堀本孝雄議員 毎年1回、雑草の下刈りとか手入れをしているというのは、それは分かっているんです。だけれども、あの県有林は、年1回の伐採で本当にとても追いつかないような状況なんですよ。それはあまりにひどくなると、住民の方が県の北部事務所ですか、何とかならないかということで電話して、私も電話したこともあるんですけれども、予算的な余裕があればやっていただきたいというふうなことをしたら、やって対応はしてくれたんですけれども、そういう面で、年1回というのは非常に国有林の管理に比べ悪いんですよね。だから、このへんもう一つ、最低でも2回ぐらいやっていただくように、また要望していただきたいと思います。 そこで、この県有林についての提案があるんですよ。それはなぜかというと、その県有林を県の自然公園施設の一つとして指定を受けられないかということです。 九十九里町の片貝自然公園、白子町の白子自然公園は、町が県より維持管理料をもらって、この公園を管理しているわけなんです。皆さん見てもらえば分かるように、非常にもうきれいなところです。白子なんかは野球場まで造ってあるわけですね。これは県のほうで委託料、町のほうに払って、たしか白子だと600万ぐらいかな、九十九里町だと700万ぐらいかな、県のほうは町のほうにそのお金を払って管理してもらっているというふうな話を聞きました。 本市もその県有林を、片貝自然公園、白子自然公園と同じような公園化の可能性を検討してみたらどうかというような提案でありますので、なかなかハードルは厳しいと思うんですけれども、参考にこれを頭に入れていただいて、今後の県有林の使い道を考えていただきたいと思います。よろしいですか。 次に、大項目6、波乗り道路脇の市道についてお伺いします。 項目1と2は併せて質問させていただきますので、よろしくお願いします。 海からの飛砂と波乗り道路より排出された砂により、ご存知のように、市道にはだいぶ堆積した土砂があります。この除去はどういうふうになっているのか。 また、市道、市所有の持分土地と県、某企業施設用地の区分がいい感じにちょっと支障があるような、明確でないために、多分波乗り道路のところに1メートルぐらいのまだ土砂が残っているんですよ。このへんの管理区分をどういうふうにクリアというより、しなければいけないのか。これをお聞きします。 そうしないと、いつまでもあの市道の、今まで対応してもらったんですけれども、道路の土砂の除去をしてもらったんですけれども、結局、あの波乗り道路のそこはクリアしないと根本的な解決にならないというふうに思いますので、このへんをちょっとお聞かせ願いたいと思います。 ○副議長(小倉利昭議員) 林 浩志建設課長。     (林 浩志参事(建設課長事務取扱) 登壇) ◎林浩志参事[建設課長事務取扱] お答えいたします。 九十九里有料道路、通称波乗り道路脇の市道に堆積した飛砂の除去でございますが、年に3回程度実施しております。現在、市道脇の土砂につきましては仮置きの状態で、いずれ撤去する予定でございます。 また、飛砂が堆積する旧第一保育所周辺の波乗り道路脇の市道につきましては、波乗り道路のかさ上げ前にのり面だった用地が舗装され、市道と隣接しているほか、民間企業の用地も当該市道に隣接しております。 飛砂の除去につきましては、基本的に市道用地内において実施すべきと考えておりますが、市道に隣接した部分を除去しないと市道の通行に支障があると見込まれる場合には、部分的に管理者と協議した上で、市で除去することも考慮しなければならないと考えているところでございます。 ○副議長(小倉利昭議員) 堀本孝雄議員。 ◆堀本孝雄議員 今それこそ、課長、見ていただければ分かるように、波乗り道路、先ほどの企業用地のところも含めて、県の所有もそうなんですけれども、それこそ1メートルぐらい、もうこのくらいですか、積もっているんですよ。それで、雨が降ると、それが全部また排水路のほうの道路に流れてしまうんですよ。これは多分建設課も含めて見ていると思うんですけれどもね。 これは早急に管理者含めて、ここの費用分担を含めて折衝していただきたいと思います。そうしないと、これは根本的に市が幾ら市道のところをきれいにしても、実際それが解決にはならないと思うので、これを強く要望いたしますので、ひとつよろしくお願いいたします。費用分担も含めて、そういう面で話が出ると思うので、ひとつ強く要望いたしますので、お願いします。 次に、大項目7、白里海岸の侵食対策について伺います。 九十九里浜の侵食対策を検討するため、平成29年から31年まで、沿岸9市町村長含めて4回開催され、この結果、令和2年4月に九十九里浜侵食対策計画が作成されました。2020年、昨年度より2049年までの30年間の計画がスタートしたわけでございますが、白里海岸についてどのように考えておるんですか。この計画をどのように考えておりますか。ひとつお伺いいたします。 ○副議長(小倉利昭議員) 林 浩志建設課長。     (林 浩志参事(建設課長事務取扱) 登壇) ◎林浩志参事[建設課長事務取扱] お答えいたします。 九十九里浜侵食対策計画につきましては、令和2年から30年間の計画で、幅40メートルの砂浜を確保することを目的としており、実施に際して初めの10年間に当たる第1期実施計画につきましても併せて策定しているところでございます。 第1期実施計画においては、白里海岸へ人工的に砂を入れて砂浜を造り出す養浜を2万5,000立方メートル予定しており、海面と陸地が接する汀線の後退が顕著になった場合は、養浜と施設整備の組合せを検討すると千葉県から伺っております。 市といたしましては、議会等からの要望もあり、自然な形で海岸侵食を防いでいただくことが理想であることから、可能な限り養浜を拡大した上で構造物の対策をお願いしたいと、これまでも市長から要望しているところですが、侵食対策が早期に進むよう千葉県と連携を図ってまいります。 ○副議長(小倉利昭議員) 堀本孝雄議員。 ◆堀本孝雄議員 これは私も地元の議員として非常に興味があるもので、私なりにずっと勉強したんですけれども、その後、市長も要望に行ったということでありますが、何か非常に進展のないような状況、今の回答をお聞きしますと、回答ないわけですね。 令和2年2月開催の本会議で、ここにおいでの岡田議員より、砂が侵食されて、砂を入れてもちますかと、離岸堤なりが必要でないでしょうかと。それを現在のところ、養浜だけでいいのでしょうかと、そういう状況ではないでしょうとご質問されております。 私も全く同感でございます。白里海岸、九十九里浜は縄文時代の6,000年をかけて形成された海岸でありますし、また、先ほど同僚議員の石渡議員も、今現在白里海岸というのは九十九里浜で一番すばらしい海岸だと私も思います。そういう海岸を見たところ、長生の一松海岸、白子の中里海岸を実は昨日も私見に行っていたんですけれども、もう崖のところから5メートルもないんですよね。5メートル、砂浜ですね。砂浜が5メートルもないんです。その5メートルも、浜崖がもう、浜崖というより崖が40センチか50センチあるわけです。そういう海岸を目の当たりに見ると、白里海岸もあと何年かなと、非常に危惧するようなところがあるわけですよね。 だから、早急に、せっかく県が、事業費の概略をちょっと言わせていただきますと、30年間に総事業費330億、これ年間やっぱり8億から12億円かけて整備すると。規模として離岸堤を7基、ヘッドランド9基、養浜、年9万立米。それで市町村に費用負担があるかというと、これはないわけですよね。国が2分の1、県が2分の1負担をして、各地元市町村には負担がないというふうな話は聞いております。 こういううまい話と言ったらおかしいんですけれども、こういう話に積極的に乗っていただいて、この離岸堤なりなんなりを早く、実はこの第1期が10年ですけれども、10年の中で白里海岸は養浜のみという計画だけなんです。先ほど言った長生だとか白子というのは離岸堤も造りましょうという計画で、そうしないと第1期のこの10年間の中に計画だとか何かないと、悠長に中里海岸、一松海岸の様子を見て、取りあえず養浜で済ませましょうというような状況じゃないと、正直なところ私は思います。 このへんを市長は、金坂市長、もし答えられれば答えていただきたいんでありますが、地元の市長として、白里海岸を子どものときから眺めた者として、この計画に対する思い、またなければ結構ですけれども、あればひとつお聞かせ願いたいんですが。 ○副議長(小倉利昭議員) 金坂昌典市長。     (金坂昌典市長 登壇) ◎金坂昌典市長 お答えいたします。 白里海岸の侵食状況、これは南のほうから見てくると、本当に喫緊の課題であります。そういったことで、もう数年、何年前でしょうかね、議会のほうからも、たしか石渡議員からのお話だったというふうに思いますけれども、せっかくの白里海岸をコンクリートで固めるような形には、何としてもそれはしてほしくない、なるべく自然な形で後世に残していきたいというようなお話もいただいたことから、県の会議等でも、なるべく養浜を実施して、その上でそれを見定めて、併せてこの施設整備、離岸堤なりヘッドランドなりをというような要望を以前よりさせていただいておりました。 そういった中で、現状、一宮町からヘッドランドができてきたことから、その隣の長生村、そして白子町、大変な侵食に遭っております。そのことは今現在ですけれども、状況が異なっておるということでありまして、うちを含め北側は、まずは大量の養浜、これをしていただきながら経過を見て、同時進行的に離岸堤、ヘッドランドを設けていただきたいというふうに今回の会議でもお願いをしているところでございます。 計画の中には、離岸堤1基、ヘッドランド2基、これを白里海岸で計画をしている、そういったものもございますので、まずは以前からお話をしておりますこの雄大な九十九里浜、これをしっかりと守っていくために大量の養浜をしていただきたいということをお願いした上での施設整備、これも併せてお願いをしているところでございますので、何も本市だけが何もやっていないというわけではなくて、この状況を近隣と一緒に見ながら、この美しい海岸を守っていこうということで一生懸命やっているところでございます。 ○副議長(小倉利昭議員) 堀本孝雄議員
    堀本孝雄議員 何か市長を責めているような話になっているんですけれども、実際責めているんですけれども。 だけれども、この事業は市長は本当に先頭に立って進める地元の市長ですね。九十九里海岸、白里海岸を、それこそ後世に残るような砂浜を残すためにも、今やらなきゃいけないことだと私は思っています。 最初の10年を逃しちゃうと、この計画を見ていると、様子を見てやりましょうとか何かという話、10年後の第2期、そういうふうになっているんですけれども、長生村の小高村長なんか、今度知事になられた熊谷知事が訪れた時、村長は現地で強く離岸堤も含めて知事に対し砂浜保全の推進を陳情したというふうに聞いております。それに対して熊谷知事は、九十九里浜全体での砂浜保存が必要でありますねと、何か前向きな発言をされたという報道がございました。 熊谷知事は千葉市長時代、稲毛海岸にオーストラリアから、これご存知の方もいると思いますから、白い砂2万5,000立方メートルというか立米ですよね、運び入れ、1.5キロにわたる稲毛海岸を、ホワイトビーチというらしいんです、私も見てきたんですけれども、誕生させ、また今現在工事中なんですけれども、この会場に約50メートルせり出すウッドデッキ、本市は随分前に同僚議員でカリフォルニア、サンタモニカですか、云々という話も出ましたけれども、それより規模は随分小さいんですけれども、ウッドデッキを今工事中で、そういう海岸形成に非常に理解のある人だと私は思います。 働きかけによっては九十九里海岸の侵食対策はもっともっと進展すると思います。ぜひともこの点を踏まえて、今後努力していただきたいなと思います。     (発言する者あり) ○副議長(小倉利昭議員) 堀本孝雄議員。 ◆堀本孝雄議員 私は、じゃ、いや、この九十九里侵食対策計画の中の離岸堤ですよね。長生村も、中里海岸ももう離岸堤の計画もして、第1期にやるというような話を聞いているんですけれども、本市もそれに附随するような、附随って、それに並行かその状況を何とか話合いの第1期の中に持っていってもらいたいなと思います。 というのは、離岸堤造るのについても、漁業関係者とか何かとの話が1年や2年では多分つかないはずなんですよ。そのへんもまだ市長の胸の中に置いておいてもらって、積極的な推進を図っていただきたいなと私は思います。 何かございますか。 ○副議長(小倉利昭議員) 金坂昌典市長。     (金坂昌典市長 登壇) ◎金坂昌典市長 例に出している長生村とは、先ほども申し上げましたけれども、現状でいえば状況が違うということで、県のほうもそれに合わせて計画しているというふうに思います。 ですから、先ほど稲毛の浜の話が出ましたけれども、まずは2万5,000立米の大量の砂を入れて養浜をしながら、その上でこの海岸を守るためのすべを構築していくということが方針だというふうに思いますし、私どもも県のほうに対してお願いをしている内容だというふうに思っております。 この九十九里浜、白里海岸をしっかりと守っていくということには変わりはないと思っております。 ○副議長(小倉利昭議員) 質問者並びに答弁者に申し上げます。 残り時間が少なくなっておりますので、質問、答弁は簡潔にお願いいたします。 堀本孝雄議員。 ◆堀本孝雄議員 何かだいぶ私もこのあれについてはしつこくなって申し訳ないんですけれども、養浜についても年に2,500立米かな、このぐらいしか変な話、予定していないんですよね。2,500立米なんていうのは、もうそれこそ、先ほど同僚議員の岡田議員の話もやったけれども、砂を少々入れたぐらいで、今の状況ではもう全部沖に持っていかれるような状況だと思います。 これは今それこそ10年、20年後の計画をそれこそ積極的に持っていかないと、多分白子、中里海岸がやった様子を見てから、じゃやりましょうといっても、それから5年、6年……     (発言する者あり) ○副議長(小倉利昭議員) 堀本孝雄議員。 ◆堀本孝雄議員 もう時間ないと思うんですが、いずれにしても市長、よろしくお願いしますよ。この事業に向かって、これは今はっきり言って後世に残るものです。これはしっかりと胸に刻んで、これから砂浜、白里海岸についてのものをやっていただきたいと。 しつこいようですけれども、ひとつ要望しますので、よろしくお願いします。 これで、この点を強く要望いたしまして、本日の質問を終わります。ご清聴ありがとうございました。(拍手) ○副議長(小倉利昭議員) 以上をもちまして、堀本孝雄議員の質問を終結し、新政ネットの関連質問を終結いたします。 以上で本日の日程は全て終了いたしました。 なお、明9日は定刻より会議を開きます。 本日はこれにて散会いたします。 お疲れさまでした。     午後4時36分 散会...